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赤色3号はエリスロシン?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約2分32秒で読めます.
6,014 ビュー. カテゴリ:タール色素
医薬品の添加物をみると、赤色〇号とか黄色〇号といった合成着色料、食用タール色素が含有されている薬をみかける。
最近は、ADHDの原因などと取りざたされ、諸外国でも使用禁止となっている国が多く、減ってはいるが、日本ではまだ使用されている現状。
医薬品に使用されるタール色素は「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」で定められており、以下の11種類がある。
赤色2号(別名アマランス(Amaranth)
赤色3号(別名エリスロシン(Erythrosine))
赤色102号(別名ニューコクシン(New Coccine))
赤色104号の(1)(別名フロキシンB(Phloxine B))
赤色105号の(1)(別名ローズベンガル(Rose Bengal))
赤色106号(別名アシッドレッド(Acid Red))
黄色4号(別名タートラジン(Tartrazine))
黄色5号(別名サンセットイエローFCF(Sunset Yellow FCF))
緑色3号(別名ファストグリーンFCF(Fast Green FCF))
青色1号(別名ブリリアントブルーFCF(Brilliant Blue FCF))
青色2号(別名インジゴカルミン(Indigo Carmine))
赤色3号は「エリスロシン」となっている。まさか、あの抗生物質は色素だったのか?と、気になったので調べてみたが、色素のエリスロシンは、
医薬品のエリスロシン(エリスロマイシン)1)は、
全く構造式が違う。
着色料と遮光保存
正直言って、遮光保存で気になるのは、効果の減弱よりも変色・退色であると思っている私です。
フルイトラン錠2mgには「光により表面の色が退色(主薬の含量に影響はない)することがある。」と記載されているが、「効果に影響はない」と言われても、色が薄くなっていることが、患者に与えるインパクトは想像に難くない。
合成着色料で色の付いている薬は、遮光袋に入れたり、引き出しにしまうなど、遮光対策を行ったほうがよい。
参考文献
1)エリスロシン錠 添付文書
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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