記事
シナモンは危険?
公開. 更新. 投稿者:漢方薬/生薬.この記事は約2分31秒で読めます.
5,621 ビュー. カテゴリ:シナモンチャレンジ
大量のシナモンの粉末を水を飲まずにのみ込むという「シナモンチャレンジ」と呼ばれる行為が、アメリカの若者を中心に流行している。しかし、医師らは「呼吸困難など深刻な事態に陥るおそれがあるため、マネをしてはいけない」と話し、その危険性を指摘している。 シナモンチャレンジは遊び感覚で行われ、その様子を動画サイトなどに投稿することがアメリカの若者を中心に流行しているという。しかし、ミシガン州では14歳の少女が気管支炎で入院するなど「危険な行為だ」と指摘されている。 東京・港区の虎の門病院の呼吸器センター外科・河野匡部長は「場合によっては、気管支が反応を起こして急に細くなる。けいれんのようなものを起こして呼吸困難になるという状況が急性期には考えられる」と話している。流行の「シナモンチャレンジ」危険性を指摘 NNNニュース
アメリカ人はバカか。
日本では流行らなそう。
シナモンってあんまり使わないし。
粉の吸引で、リレンザとかアドエアとか思い出したけど、逆に喘息発作を引き起こすこともあるのかな。
シナニッケイやニッケイ(肉桂、C. sieboldii、シノニム:C. okinawense)は体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用されておりシナモンにもこれと似た利用法があるが、過剰摂取に対する注意が出されている。
漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。温熱の作用があるとされ、多くの方剤に処方されている。シナモン – Wikipedia
漢方にもよく入ってますね。
シナモンが危険なのではなくて、シナモンチャレンジが危険なので、お間違えなく。
桂枝と桂皮の違いは?
桂枝と名のつく漢方薬は多いです。
桂枝加竜骨牡蛎湯、桂枝加朮附湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加芍薬湯、桂枝人参湯、桂枝湯、桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加よく苡仁。
しかし、これらに桂枝は入っていません。
入っているのは桂皮です。
どっちも同じような働きということや、桂枝は安物の桂皮という考え方から日本の漢方には桂皮が好んで使われているものと思われます。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。