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大建中湯は1回2包飲まなきゃ効かない?
公開. 更新. 投稿者:漢方薬/生薬.この記事は約2分31秒で読めます.
4,926 ビュー. カテゴリ:漢方薬の用量
漢方薬といえばツムラ。
ツムラ葛根湯、乙字湯、五苓散、麻黄湯、六君子湯、芍薬甘草湯、抑肝散などなど、よく処方されるツムラの漢方薬は1包あたり2.5gというものが多い。
しかし中には1包3gというものもある。
柴苓湯とか小青竜湯とか麦門冬湯とかは1回3gの用量だ。
1包当たり3.5gのツムラ漢方製剤
・ツムラ大防風湯エキス顆粒
1包当たり3.0gのツムラ漢方製剤
・ツムラ小青竜湯エキス顆粒
・ツムラ麦門冬湯エキス顆粒
・ツムラ白虎加人参湯エキス顆粒
・ツムラ炙甘草湯エキス顆粒
・ツムラ芎帰膠艾湯エキス顆粒
・ツムラ清肺湯エキス顆粒
・ツムラ滋陰至宝湯エキス顆粒
・ツムラ黄耆建中湯エキス顆粒
・ツムラ人参養栄湯エキス顆粒
・ツムラ柴苓湯エキス顆粒
クラシエの漢方薬にも色々あり、葛根湯が1包2.5g、乙字湯は1包2g、柴苓湯は2.7gとなっている。
クラシエは1包2gが多い。
1日3回タイプのEKと1日2回タイプのKBという違いもある。
漢方薬の1包あたりの用量は様々です。
適当に監査していると、処方間違いに気づかないので要注意。
薬は1回1袋ずつ?
そして、よく勘違いされるのが、全ての漢方薬が1回1包であるという思い込み。
1回2包、という漢方薬もあります。
大建中湯と小建中湯。
ツムラ大建中湯の用法は、
通常、成人1日15.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
となっている。
そして、ツムラ大建中湯は1包2.5gである。したがって1回あたり2包飲むのが通常量となる。
ちなみにツムラ大建中湯の最小包装は42包入りではなく、84包入り。
しかし、自分が今までに見た処方の中では、1日量7.5gという処方のほうが多い。
1日7.5gでもとくに疑義照会したりはしません。
1回5グラムをいっぺんに飲むと、口の中があふれる。コンプライアンス維持のため、1回1包にしてるんだろうな、と勝手に考察。
間違えて処方している医師もいるんだろうけど、そもそも7.5gと15gにどの程度効果の差があるのかは不明。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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