更新日:2016年12月21日.全記事数:3,191件.

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トリプタンで脳梗塞?


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トリプタンと脳梗塞

イミグランの禁忌に、

脳血管障害や一過性脳虚血性発作の既往のある患者[脳血管障害や一過性脳虚血性発作があらわれることがある]

とある。

トリプタン製剤が脳梗塞を引き起こすらしい。

トリプタンが脳梗塞を引き起こすのか、そもそも片頭痛患者が脳梗塞のリスクが高いというだけなのか。

片頭痛と脳梗塞

片頭痛患者は、脳梗塞のリスクが高い。

片頭痛 – Wikipedia

片頭痛患者は、脳卒中のリスクが一般の2倍から3倍も高まる可能性がある。特に若い成人患者やホルモン避妊薬を使用している女性患者は、特別なリスクにさらされている。どの関連性のメカニズムも明らかになってはいないが、脳血管緊張の慢性的な異常が関係すると考えられている。前兆を経験したことのある女性患者は、経験したことのない患者や一般女性に比べ、脳卒中や心臓発作のリスクが2倍も高いことも分かってきている。片頭痛患者は血栓性脳卒中と出血性脳卒中のどちらにもなるリスクや、一過性脳虚血発作(TIA)になるリスクがあると考えられる。「女性の健康イニシアチブ(アメリカの組織)」により、前兆を伴う片頭痛の患者は心血管系が原因で死亡する確率が高いという研究結果が出たが、これを裏付けるにはさらなる調査が必要だとされている。

脳梗塞の治療をすれば、片頭痛も改善されるのかな。

Ca拮抗薬とかは、片頭痛の予防にもなるから良いかも。

頭痛が起こったときに、いつもの片頭痛なのか、脳梗塞の症状としての頭痛なのか、判断に迷うかもしれない。

頭痛の見分け方
頭痛を伴う脳梗塞というのは、あまりない。

脳出血やくも膜下出血のほうが、頭痛との関連は強い。

トリプタンと胸痛

片頭痛に使われるトリプタン系の薬剤で、冠動脈や胸部筋などに影響を及ぼし、胸部圧迫感や胸痛などの症状を引き起こす可能性があります。
症状は一過性であり、心電図上に変化が表れることはまれです。

しかし、海外ではスマトリプタン使用後24時間以内の、心血管系が原因とみられる死亡例が複数報告されています。
このため添付文書では、心筋梗塞の既往、虚血性心疾患またはその症状・兆候、異型狭心症、脳血管障害などのある患者へのトリプタン系薬剤の投与は禁忌となっています。

トリプタンとエルゴタミンは併用禁忌?

片頭痛に使われる薬であるトリプタン系の薬(イミグラン、ゾーミッグなど)と、エルゴタミン系の薬(クリアミンなど)は併用禁忌です。

24時間以上の間隔をおいて服用しなければなりません。

禁忌の理由としては、血圧上昇または血管攣縮が増強される恐れがある、らしい。

実際に併用して問題になった例などは聞いたことありませんが、頭痛薬は乱用されやすいので注意が必要です。

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