更新日:2017年1月17日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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肝炎にユベラ?


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非アルコール性脂肪肝炎とビタミンE

ウルソとユベラNが併用されている患者さんをよく見かける。

Q.肝機能が悪い患者さんにユベラを処方?
A.非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の治療に用いられることがあります。
NASHの発症には酸化ストレスが関与していると考えられ、ビタミンEの抗酸化作用を期待して肝庇護剤であるウルソと併用されるケースがあります。肝機能が悪い患者さんにユベラを処方? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

ビタミンEには強力な抗酸化作用のあることが知られています。

2000年以降、ビタミンEが非アルコール性脂肪肝炎に有効であった、
という報告が幾つかあります。

例数は少ないのですが、12例のこの病気の患者さんに、
ビタミンE(合成ビタミンEのユベラ)を1日300mg、
1年間投与したところ、
肝機能の数値が改善し、
肝生検の組織の所見にも、
改善が認められた、という国内のデータがあります。非アルコール性脂肪肝炎の薬物治療について:六号通り診療所所長のブログ:So-netブログ

ユベラNカプセルの適応症は、高血圧症、高脂質血症、閉塞性動脈硬化症。
ユベラ錠の適応症は、ビタミンE欠乏症の予防及び治療、末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症) 、過酸化脂質の増加防止。

脂肪肝であれば、コレステロール値も高いだろうから、高脂質血症という病名で使えそう。
ユベラ錠の「過酸化脂質の増加防止」という適応に対して、どのように効果を判定するのかはよくわからない。

とにかく、ビタミン剤の処方は、大きな副作用もなく使用できるので、処方しやすいというメリットがある。

しかしビタミン剤に保険を使うのがなかなか難しい状況になってきてます。
サプリメントを使ってもらったほうが良いかな。

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