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CT検査の直前にテノーミン屯服?
公開. 更新. 投稿者:不整脈.この記事は約1分2秒で読めます.
4,282 ビュー. カテゴリ:CT検査とβブロッカー
CT検査を行う前にテノーミンなどのβブロッカーを処方することがあるそうだ。
Q.テノーミンが1錠1日分で処方。何に使うの?
A.冠動脈CT検査(マルチスライスCT)の前にβ遮断薬を服用することがあります。
心拍数が高いとCTの画質が低下してしまいます。β遮断薬により心拍数を一時的に低下させ、よりはっきりとした画像を撮影します。
通常、検査の1~2時間前に服用します。
テノーミン(アテノロール)の他、同じくβ1選択性のセロケン(メトプロロール)や非選択性のインデラル(プロプラノロール)が用いられることもあります。 テノーミンが1錠1日分で処方。何に使うの? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?
心臓は常に拍動している臓器です。
マルチスライスCTは心臓が止まっている一瞬の情報を数診拍収集してコンピュータ処理により画像を作成します。
そのため、心拍数が速すぎると静止している時相が捕らえられず、評価が可能な画像が得られないことがあります。
β遮断薬を検査当日に内服し、心拍数を60/分以下に下げるようにします。
喘息など、β遮断薬が使用できない人では検査を行わないこともあります。
検査前に使うってことは、保険請求できないということになります。
テノーミンの特徴
作用が強く25~50mgを投与。
海外の臨床試験で多用。
腎排泄。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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