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メプチンドライシロップの処方間違いが多い?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約1分50秒で読めます.
4,517 ビュー. カテゴリ:メプチンドライシロップ0.005%
小児用の粉薬の計算でいつも頭を悩ませるのが、メプチンドライシロップ。
粉薬の規格で多いのは、10%とか1%とか0.1%とか。
それくらいまでなら、100mg/g、10mg/g、1mg/gと頭の中で計算できる。
しかし、メプチンドライシロップの規格は0.005%と極端に少ない。
0.05mg/gだ。
例えば
アスベリン散10% 20mg
ムコダインDS50% 300mg
メプチンDS0.005% 0.025mg
という処方が来たら、何グラム計れば良いのか。
慣れていないとピンと来ない。
じゃあ、グラムで書かれていれば、間違いは起こらないのか。
アスベリン散10% 0.2g
ムコダインDS50% 0.6g
メプチンDS0.005% 0.5g
処方せん通りに調剤する分にはミスは起こりづらい。
しかし、その処方量自体が間違っている可能性が高まる。
散剤を調剤するときには、患者の年齢からおおよその体重を推測し、その処方量が妥当かどうか検討する作業を怠ってはいけない。
体重 | 1回投与量 |
---|---|
4kg | 0.1g |
6kg | 0.15g |
8kg | 0.2g |
10kg | 0.25g |
12kg | 0.3g |
14kg | 0.35g |
16kg | 0.4g |
18kg | 0.45g |
20kg | 0.5g |
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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