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リバスタッチパッチを切っちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:認知症.この記事は約2分19秒で読めます.
7,661 ビュー. カテゴリ:パッチ剤を切って使っちゃダメ?
認知症の貼付剤、イクセロン/リバスタッチパッチの薬価(2020年5月現在)は、
イクセロンパッチ4.5mg :316.5円
イクセロンパッチ9mg:355.3円
イクセロンパッチ13.5mg:381円
イクセロンパッチ18mg:398.8円
という薬価設定。
切って使った方が安上がりです。
製剤的には、切って使っても問題無さそうですが。
支払い側も安く済むんだから、見逃してくれないかな。
しかし添付文書上は、
「原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。」
と、書かれているので、「切るな」ということ。
メーカーからもお願いされている。
リバスチグミン経皮吸収型製剤 (イクセロン®パッチ、リバスタッチ®パッチ) 適正使用のお願い
・本剤は 1日1枚ずつ24時間ごとに貼り替え、貼り替えの際は先に貼付しているパッチを除去したことを十分確認してください。
本剤を張り替える際、貼付しているパッチを除去せずに新たなパッチを貼付したために過量投与となり、重篤な副作用が発現した例が報告されています。貼付24時間後でも本剤の成分がパッチに残っていますので、必ず前回のパッチをはがしてから新しいパッチを貼ってください。・本剤は医療従事者又は介護者等のもとで使用し、患者様が誤って使用する可能性がある場合には介護者の方が薬剤を適切な場所に保管してください。特にシップ等と混同しないように注意してください。
患者様本人が投与を誤認している事例や、他の貼付剤(シップ等)と誤解して複数枚貼付した事例が報告されています。また、介護者の方もこのような誤使用のないよう注意して取り扱ってください。・本剤はカットして使用しないでください。
本剤をカットして使用した場合の有効性及び安全性は確認されておりません。
リバスタッチパッチ4.5mgを2枚貼っちゃダメ?
アリセプト、レミニール、メマリー、リバスタッチ、認知症治療薬はどれも、漸増、少しずつ増やしていく投与方法です。
アリセプトの場合、3mg→5mg→10mgという増量方法。
レミニールの場合、8mg→16mg→24mg。
メマリーは、5mg→10mg→15mg→20mg。
リバスタッチは、4.5mg→9mg→13.5mg→18mg。
でもって、アリセプトは3mg、5mg、10mg
レミニールは4mg、8mg、12mg
メマリーは5mg、10mg、20mg
リバスタッチは、4.5mg、9mg、13.5mg、18mgと漸増に合わせた規格を取り揃えています。
しかし、病院ではそんなに在庫を抱えたくない。
メマリーなら、5mgと20mgだけで充分。
レミニールなら、4mgだけにしたりとか。
でも、リバスタッチ(イクセロン)は唯一の貼付剤。
維持量が18mgだから、その過程は4.5mgの貼付剤を複数貼ることで済ませたいのだけど。
添付文書に「原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。」と書かれています。
2枚とか、3枚使ってはダメなの。
薬価も4.5mgが337.20円で、9mgが379.70円で、13.5mgが407.00円。
4.5mgを2枚とか3枚使われたのでは、支払い側としても看過できない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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