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副鼻腔炎で頭痛?よくある副鼻腔炎の随伴症状
公開. 更新. 投稿者: 53 ビュー. カテゴリ:未分類.この記事は約4分20秒で読めます.
目次
- 1 よくある副鼻腔炎の随伴症状とは?「鼻の病気」で終わらない意外な不調の正体
- 2 副鼻腔炎とは?なぜ症状が広がりやすいのか
- 3 副鼻腔炎の随伴症状が多い理由
- 4 よくある随伴症状①:後鼻漏(こうびろう)
- 5 よくある随伴症状②:顔・歯・ほほの痛み
- 6 よくある随伴症状③:嗅覚障害(においがわからない)
- 7 よくある随伴症状④:倦怠感・だるさ
- 8 よくある随伴症状⑤:集中力低下・頭がぼーっとする
- 9 よくある随伴症状⑥:耳づまり・耳の違和感
- 10 よくある随伴症状⑦:微熱・発熱
- 11 よくある随伴症状⑧:口臭・苦味・不快感
- 12 鼻炎との違いがわかる比較
- 13 随伴症状が多いときは要注意
- 14 医療現場でよくあるケース
- 15 まとめ:副鼻腔炎は「全身に影響する病気」
よくある副鼻腔炎の随伴症状とは?「鼻の病気」で終わらない意外な不調の正体

「鼻水と鼻づまりだけの病気だと思っていた」
「まさか頭痛や歯痛まで関係あるとは思わなかった」
副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)について、このように感じている人は少なくありません。
実は副鼻腔炎は、単なる“鼻の病気”ではなく、顔・頭・のど・耳・全身にまで影響を及ぼす病気です。そのため、鼻症状以外にもさまざまな「随伴症状(付随して起こる症状)」が現れます。
・副鼻腔炎とはどんな病気か
・なぜ随伴症状が多いのか
・頭痛以外に多い症状
・鼻炎との違い
・受診すべきサイン
について、わかりやすく解説していきます。
副鼻腔炎とは?なぜ症状が広がりやすいのか
副鼻腔とは、鼻のまわりにある「空洞」のことです。
主に次の4つがあります。
・前頭洞(おでこ)
・上顎洞(ほほの奥)
・篩骨洞(目の内側)
・蝶形骨洞(頭の奥)
これらは、目・歯・脳・耳・のどと非常に近い位置にあります。
そのため、副鼻腔に炎症が起こると、
→周囲の臓器や神経に影響が及びやすい
という特徴があります。
これが、副鼻腔炎で随伴症状が多くなる最大の理由です。
副鼻腔炎の随伴症状が多い理由
副鼻腔炎で症状が広がる背景には、次の3つがあります。
① 炎症が長引きやすい
副鼻腔は構造が複雑で、膿がたまりやすい場所です。炎症が慢性化しやすく、周囲にも影響します。
② 神経が密集している
顔や頭部には多くの神経が走っています。炎症刺激が神経に伝わり、痛みや違和感を生みます。
③ 排出がうまくいかない
鼻づまりにより分泌物が排出されず、のどや耳へ流れ込みます。
これらが重なり、症状が「鼻だけにとどまらない」状態になります。
よくある随伴症状①:後鼻漏(こうびろう)
副鼻腔炎で最も多い随伴症状が、後鼻漏です。
後鼻漏とは?
鼻水が前に出ず、のどへ流れ落ちる状態を指します。
主な症状
・のどに違和感がある
・痰がからむ
・咳が続く
・のどがイガイガする
・口臭が出る
特に慢性副鼻腔炎では、後鼻漏が長期間続くことも珍しくありません。
よくある随伴症状②:顔・歯・ほほの痛み
「虫歯かと思って歯医者に行ったら異常なしだった」
このようなケースは、実際によくあります。
なぜ歯が痛くなるのか?
上顎洞は上の奥歯の神経に近接しています。そのため、炎症が歯の痛みとして感じられるのです。
特徴
・上の奥歯がズキズキする
・片側だけ痛いことが多い
・噛むと違和感がある
鼻症状と歯痛が同時にある場合は、副鼻腔炎を疑う必要があります。
よくある随伴症状③:嗅覚障害(においがわからない)
副鼻腔炎では、においが感じにくくなることも多く見られます。
主な症状
・食べ物の味が薄い
・においを感じない
・ガスや焦げ臭さに気づきにくい
鼻の奥の粘膜が腫れ、嗅神経に刺激が届きにくくなることが原因です。
慢性化すると、回復に時間がかかる場合もあります。
よくある随伴症状④:倦怠感・だるさ
意外と多いのが、全身のだるさです。
なぜだるくなるのか?
・慢性的な炎症
・軽い感染状態
・睡眠不足(鼻づまり)
これらが重なり、
→「ずっと風邪っぽい状態」
になります。
本人は副鼻腔炎と気づかず、「体調不良が続く」と感じていることもあります。
よくある随伴症状⑤:集中力低下・頭がぼーっとする
副鼻腔炎の人からは、次のような訴えも多く聞かれます。
・頭が重い
・集中できない
・仕事や勉強に身が入らない
・思考が鈍る感じ
鼻づまりによる軽い酸素不足や、慢性炎症の影響が関係しています。
よくある随伴症状⑥:耳づまり・耳の違和感
鼻と耳は、耳管という管でつながっています。
副鼻腔炎で鼻の奥が腫れると、耳管の働きも悪くなります。
主な症状
・耳が詰まった感じ
・聞こえにくい
・耳鳴り
・圧迫感
特に子どもでは、中耳炎を併発することもあります。
よくある随伴症状⑦:微熱・発熱
急性副鼻腔炎では、発熱を伴うことがあります。
特徴
・37〜38℃程度の微熱
・長引く発熱
・風邪が治らない感じ
「熱が下がらない風邪」は、副鼻腔炎が隠れている場合があります。
よくある随伴症状⑧:口臭・苦味・不快感
膿や分泌物がたまると、口腔内環境にも影響します。
主な症状
・口臭が強くなる
・口が苦い
・ねばつき感
本人より、周囲が先に気づくケースもあります。
鼻炎との違いがわかる比較
副鼻腔炎と鼻炎は混同されがちですが、随伴症状の多さに違いがあります。
| 項目 | 鼻炎 | 副鼻腔炎 |
|---|---|---|
| 鼻水・鼻づまり | ◎ | ◎ |
| 頭痛 | △ | ◎ |
| 後鼻漏 | △ | ◎ |
| 歯痛 | ✕ | ○ |
| 倦怠感 | △ | ○ |
| 嗅覚低下 | △ | ◎ |
| 発熱 | ✕ | ○ |
→「鼻以外の症状が多い」のが副鼻腔炎の特徴です。
随伴症状が多いときは要注意
次のような場合は、早めに耳鼻科受診がおすすめです。
受診目安
・症状が2〜3週間以上続く
・頭痛・歯痛・後鼻漏が重なる
・においが戻らない
・市販薬が効かない
・だるさが強い
これらは慢性化・重症化のサインでもあります。
医療現場でよくあるケース
実際の現場では、次のような流れがよくあります。
・頭痛で受診 → 副鼻腔炎
・歯痛で歯科 → 異常なし → 耳鼻科
・倦怠感で内科 → 実は蓄膿
副鼻腔炎は「症状が分散する病気」なのです。
まとめ:副鼻腔炎は「全身に影響する病気」
最後に、この記事のポイントを整理します。
✔ 副鼻腔炎は随伴症状が非常に多い
✔ 後鼻漏・歯痛・嗅覚低下が代表的
✔ だるさ・集中力低下も多い
✔ 鼻だけの病気ではない
✔ 長引く場合は受診が重要
副鼻腔炎は、放置すると生活の質を大きく下げる病気です。
「鼻の病気だから我慢すればいい」と考えず、
体からのサインとして正しく受け止めることが、早期改善への近道になります。




