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ニュープロパッチの維持量は?
公開. 更新. 投稿者:パーキンソン病.この記事は約2分50秒で読めます.
3,827 ビュー. カテゴリ:貼付剤の維持量
多規格ある貼付剤が嫌いだ。
使用患者数が少ない上に、漸増していくため、デッドストックになるリスクが高い。
使わなくなった薬はなるべく早く、返品したり、他の使ってくれる店に転送する必要がある。
そのために、多規格ある薬の中で、維持量がどのくらいで、どの用量がメジャーに使われている規格なのか、ということを知っておく必要がある。
医薬品 | 規格 | 適応症 | 用法用量 |
---|---|---|---|
ニュープロ パッチ | 2.25mg/4.5mg/9mg/13.5mg/18mg | パーキンソン病、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群) | 通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg〜36mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。 |
通常、成人にはロチゴチンとして1日1回2.25mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて1日量として2.25mgずつ増量し維持量(標準1日量4.5mg〜6.75mg)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は6.75mgを超えないこと。 | |||
イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ | 4.5mg/9mg/13.5mg/18mg | 軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 | 通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。 |
デュロテップMTパッチ | 2.1mg/4.2mg/8.4mg/12.6mg/16.8mg | 非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛(ただし、他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。)、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛、中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛 | 本剤は、オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する。 通常、成人に対し胸部、腹部、上腕部、大腿部等に貼付し、3日毎(約72時間)に貼り替えて使用する。 初回貼付用量は本剤投与前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法・用量を勘案して、2.1mg(12.5μg/hr)、4.2mg(25μg/hr)、8.4mg(50μg/hr)、12.6mg(75μg/hr)のいずれかの用量を選択する。 その後の貼付用量は患者の症状や状態により適宜増減する。 |
ワンデュロパッチ | 0.84mg/1.7mg/3.4mg/5mg/6.7mg | 非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛(ただし、他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。)、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌、中等度から高度の慢性疼痛 | 本剤は、オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する。 通常、成人に対し胸部、腹部、上腕部、大腿部等に貼付し、1日(約24時間)毎に貼り替えて使用する。 初回貼付用量は本剤投与前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法・用量を勘案して、0.84mg、1.7mg、3.4mg、5mgのいずれかの用量を選択する。 その後の貼付用量は患者の症状や状態により適宜増減する。 |
ハルロピテープ | 8mg/16mg/24mg/32mg/40mg | パーキンソン病 | 通常、成人にはロピニロール塩酸塩として1日1回8mgから始め、以後経過を観察しながら、必要に応じて1週間以上の間隔で、1日量として8mgずつ増量する。いずれの投与量の場合も1日1回、胸部、腹部、側腹部、大腿部又は上腕部のいずれかの皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。なお、年齢、症状により適宜増減するが、ロピニロール塩酸塩として1日量64mgを超えないこととする。 |
フェントステープ | 0.5mg/1mg/2mg/4mg/6mg/8mg | 非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛(ただし、他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。)、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌、中等度から高度の慢性疼痛 | 本剤は、オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する。 通常、成人に対し胸部、腹部、上腕部、大腿部等に貼付し、1日(約24時間)毎に貼り替えて使用する。 初回貼付用量は本剤貼付前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法・用量を勘案して、0.5mg、1mg、2mg、4mg、6mgのいずれかの用量を選択する。 その後の貼付用量は患者の症状や状態により適宜増減する。 |
麻薬はどうせ返品も転送もできないのでどうしようもないが、使用量としては増量していくのみである。
イクセロンパッチ/リバスタッチパッチは維持量が最大規格の18㎎なので、漸増に使われたその他の規格はもう使われないとみても良いだろう。
しかし、ニュープロパッチの維持量9mg〜36mg、維持量の明記されていないハルロピテープなどはどの程度まで増量されていくのか読めない。
ドパミンアゴニストからニュープロパッチへの切り替え
ロチゴチン | 4.5 | 9 | 13.5 | 18 | 22.5 | 27 | 31.5 | 36 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プラミペキソール塩酸塩水和物 | 0.5 | 1 | 1.5 | 2 | 2.5 | 3 | 3.5 | ≧4 |
ロピニロール塩酸塩 | 2 | 4 | 6 | 8~9 | 10 | 12 | 14 | ≧16 |
カベルゴリン | 0.8 | 1.5 | 2.25 | 3 | 3.75 | 4.5 | 5.25 | 6 |
ペルゴリドメシル酸塩 | 0.8 | 1 | 1.5 | 2 | 2.5 | 3 | 3.5 | 4 |
ニュープロパッチ1回2枚使ってもいい?
パーキンソン病の貼り薬にニュープロパッチという薬があります。
パッチには商品名よりもデカデカと「AED使用時はがす」と書かれている。
支持体にアルミニウム入ってるからね。
ニュープロパッチ2.25mg/4.5mg/9mg/13.5mg/18mg、の5規格。
パーキンソン病の標準1日量は9mg~36mg。
レストレスレッグスの標準1日量は4.5mg~6.75mg。
ってことはだ。
36mg投与するためには、18mgを2枚使う必要があるわけだ。
そういう使い方でも効くってわけだ。
リバスタッチパッチなんかは「原則として、1日1回につき1枚のみ貼付すること。」って条件があったけど、ニュープロパッチには無い。
9mgを投与したい場合、4.5mgを2枚使ってもいいわけだ。
ダメかな?
薬価高くなるし。
ちなみに薬価(2020年5月現在)は、
ニュープロパッチ2.25mg :262.1円
ニュープロパッチ4.5mg:402.7円
ニュープロパッチ9mg :618.6円
ニュープロパッチ13.5mg:796.2円
ニュープロパッチ18mg:950.8円
例えば、27mg投与したい場合、組み合わせとして、9mg+18mgと13.5mg×2枚という組み合わせがあるが、
9mg+18mgだと、1569.1円。
13.5mg×2枚だと、1592.4円で微妙にこっちのほうが高い。
13.5mg2枚処方したら査定されるとか無いよね。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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