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ビ・シフロールは寝る2時間前に飲む?
公開. 更新. 投稿者:睡眠障害.この記事は約2分3秒で読めます.
2,872 ビュー. カテゴリ:ビ・シフロールとレストレスレッグス症候群
ビ・シフロールをレストレスレッグスに使う時は寝る前でいいの?
ドパミンアゴニストであるビ・シフロールはパーキンソン病だけでなく、レストレスレッグス症候群=むずむず脚症候群にも適応があり、用法は以下のようになっている。
〈パーキンソン病〉
通常、成人にはプラミペキソール塩酸塩水和物として1日量0.25mgからはじめ、2週目に1日量を0.5mgとし、以後経過を観察しながら、1週間毎に1日量として0.5mgずつ増量し、維持量(標準1日量1.5~4.5mg)を定める。1日量がプラミペキソール塩酸塩水和物として1.5mg未満の場合は2回に分割して朝夕食後に、1.5mg以上の場合は3回に分割して毎食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減ができるが、1日量は4.5mgを超えないこと。〈中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)〉
通常、成人にはプラミペキソール塩酸塩水和物として0.25mgを1日1回就寝2~3時間前に経口投与する。投与は1日0.125mgより開始し、症状に応じて1日0.75mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。
ビ・シフロールのレストレスレッグスに対する用法は、「1日1回就寝2〜3時間前に経口投与する。」となっている。
ん-、難しいなあ。
そのぐらいの時間で有効血中濃度に到達するのだろう。
でも、寝る前2〜3時間前って何時くらいだろう。
ケースバイケースだろうけど、10時頃寝ようとしたら、7〜8時か。
自分の場合は、12時ころ寝るから9時か、10時ころ服用か。忘れそう。忘れたら寝る直前に飲んで2~3時間むずむず我慢するしかないかな。
処方箋上はどう書いてくるのだろうか。
「1日1回 20時 」とか。
「就寝前」よりも「夕食後」のほうがいいのかも。
でも薬の効果から、やっぱり就寝前って用法がしっくりくる。
患者には薬の効果が出るまで2~3時間かかることを伝える。
むずむず脚症候群に対するドパミンアゴニストは少量でよい?
ビ・シフロールのパーキンソン病に対する維持量は、標準で1日量1.5~4.5mg。
むずむず脚に対する用量は、通常0.25mg。少な目。
一般にドパミン受容体作動薬のむずむず脚症候群に対する使用量は、パーキンソン病に対する使用量の1/5程度とされており、国外では1日0.125~0.75mgの使用となっているようです。
ニュープロパッチもパーキンソン病に対する1日最高用量が36㎎なのに対し、レストレスレッグスに対しては6.75㎎と少ない。
ガバペン錠(ガバペンチン)もてんかんに対して1日最高2400㎎であるが、レストレスレッグスに適応のあるレグナイト(ガバペンチン エナカルビル)は1日300㎎と少ない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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