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一包化の縦割りと横割り?
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約2分53秒で読めます.
17,820 ビュー. カテゴリ:縦割りと横割り
一包化するときに、縦割りとか横割りとか言う人がいる。
連続分包と繰り返し分包。
日々の業務で縦とか横とか使わないので、たまに言われると、どっちがどっちだっけなあ。。。と聞き返したりする。
連続分包が縦で、繰り返し分包が横。
朝朝朝・・・、昼昼昼・・・、夕夕夕・・・という一般的な作り方が縦割り。連続分包。
朝昼夕朝昼夕・・・ってのが横割り。くり返し分包。
つまり図にすると、
朝昼夕
朝昼夕
朝昼夕
朝昼夕
朝昼夕
朝昼夕
朝昼夕
って頭にイメージすると、縦と横が一致するわけだ。
朝朝朝朝朝朝朝
昼昼昼昼昼昼昼
夕夕夕夕夕夕夕
って頭にイメージしちゃうと、混乱する。
セロポリとグラシンの違いは?
分包紙の紙の材質にセロポリとグラシンという2種類がある。
透明なヤツと紙のザラザラしたヤツ。
長年調剤薬局に勤めているにも関わらず、どっちがどっちだっけ?といまだに思ってしまうダメ薬剤師です。
半透明のザラザラした紙がグラシン紙。
グラシン – Wikipedia
トレーシングペーパー
クッキングシート
中華まん、ケーキ類の底紙
薬包紙
封筒の中身確認用の窓(近年はポリプロピレン製も多い)
本のカバー(近年はあまり使わない)
などに使われる。
なるほど言われてみれば、肉まんの底にグラシン紙。
セロポリはセロファン+ポリエチレンの略らしい。
グラシンとセロポリの違いとしては、まず透明であるかそうでないかの違い。
もちろん透明なほうが監査しやすい。
グラシン紙で一包化しても中身が見にくい。
一包化の多い薬局はグラシン紙なんて使ってられないだろう。
次に価格の違い。
グラシン紙のほうが安い。セロポリは高い。
分包紙やインクリボンは意外と高い消耗品なので、ケチな経営者はグラシン紙を使うことが多い。しかも非純正の。
以前勤めていた薬局ではグラシン紙を使っていましたが、患者さんから「以前もらっていた薬局では、透明なヤツだった。同じようにしてほしい。」と言われたことがある。
患者さんの評判もセロポリのほうがいい。
他には、グラシン紙は紙、セロポリはプラスチックなので、捨て方に違いがあるかな。
あと、紙のほうが湿気を吸いやすいので、グラシン紙は湿気に弱い。長期保存に不適。
グラシン紙分包:グラシン紙で包装されたもの。グラシン紙は透明度が高く、光沢があり、滑らかで耐油性・耐水性があるため、薬包に使われる。
セロポリ分包:セロファン+ポリエチレンで作られ、透明で中に入れた薬剤がよく見え、コーティングしてあるため湿気にある程度強い薬包。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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