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イリボーとナゼアは同じ成分?
公開. 更新. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約1分27秒で読めます.
5,795 ビュー. カテゴリ:イリボーもナゼアもラモセトロン?
イリボーは過敏性腸症候群の薬です。
ナゼアは吐き気止めです。
どちらも同じラモセトロンという成分の薬です。
ただ、量が違います。
イリボーは2.5μgと5μgの錠剤があり、ナゼアは0.1mg(=100μg)。
つまり、ナゼアはイリボーの20~40倍の量となります。
他の5-HT3受容体拮抗制吐薬(カイトリル、ゾフラン、セロトーン)なんかも少量で使えば、過敏性腸症候群に効くってことなのかな。
ナゼアとイリボーの違いは?
イリボーは抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐に使用する「ナゼア」と同じ成分である。
ナゼアOD錠が0.1mgであるのに対し、イリボーは2.5μgと5μgなのでナゼアの用量より20~40倍少量である。
イリボーはもともとナゼアと同時に開発を始めたが、当時同じ用量で治験を実施した結果、十分な有効性が認められず開発を中止した経緯がある。
その後ナゼアの1/20量、5μgで再開発した結果、下痢型IBSに顕著な作用があることが明らかになり、販売に至った。
イリボーの用量における制吐作用の有無は検討していないので不明であるが、ナゼアOD錠の用量反応試験において0.01mg/日投与では制吐作用が弱いことが示されていることから、制吐作用はまずないと考えられる。
参考書籍:調剤と情報2009.7
5-HT3受容体拮抗型制吐薬の特徴は?
抗悪性腫瘍薬による悪心、嘔吐にはセロトニンと5-HT3受容体を介する刺激伝達系が関与している。
5-HT3受容体への選択的かつ強力な拮抗作用を有し、長い半減期のパロノセトロン(アロキシ)が発売された。
5-HT3受容体拮抗薬は消化管の求心性腹部迷走神経末端に存在する5-HT3受容体に、抗悪性腫瘍薬の投与により小腸粘膜の内分泌細胞から放出されたセロトニンが結合するのを選択的に阻害し、またCTZの5-HT3受容体も遮断し、嘔吐を予防する。
ステロイドとの併用は強力な制吐作用をもたらす。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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