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ゾコーバ(旧製品:凸錠)って何?
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4,280 ビュー. カテゴリ:ゾコーバ錠125mg(旧製品:凸錠)
添付文書検索して、同じ医薬品名の添付文書が2つ並んでたら気になるよね。
「え?何?2種類あるの?」「うちにあるのはどっち?」「適応違うの?」「何が違うの?」「どっちで注文すればいいの?」みたいな。
新型コロナ治療薬のゾコーバを検索したら、2つ並んでいました。
ゾコーバ錠125mgと、ゾコーバ錠125mg(旧製品:凸錠)。
「何が違うの?」
添付文書を見比べてみてもよくわからない。
マグミットとかモーラスみたいな併売の薬は販売元が違うから即座に理解できる。
ミニリンメルトみたいな規格違いの適応違いの添付文書もすぐにわかる。
凸錠わからん。
メーカーホームページで調べてみると、包装変更があったらしい。

どこらへんが凸?と思っていたら、旧製品の厚さが4.9㎜で、新製品の厚さが4.4㎜と、旧製品のほうが厚く凸っている。
それだけ。
錠剤の形状変更とか、今までもあったと思うけど、このような添付文書複数表示を見たことが無い。
ただの添付文書改訂じゃダメなのかな。
旧製品
他にも添付文書が2つ検索してヒットする薬あるのかな、と調べてみると、「ナボールゲル1%」と「ナボールゲル1%(旧製品:添加剤としてピロ亜硫酸ナトリウムを含む、使用期限:2025年9月まで)」がヒットした。
ナボールゲルの成分は現在、
「アジピン酸ジイソプロピル、イソプロパノール、ジブチルヒドロキシトルエン、乳酸、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース」
で、旧製品の成分は、
「アジピン酸ジイソプロピル、イソプロパノール、乳酸、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ピロ亜硫酸ナトリウム」
となっており、旧製品のピロ亜硫酸ナトリウムがジブチルヒドロキシトルエンになっている。
変更理由はよくわからないが、それほど重要な変更にも思えない。
他にも、旧製品の添付文書が残っているものにはゾレア皮下注(旧シリンジ製品:注射針部分のカバーに乾燥天然ゴム(ラテックス由来)を含む)とか、ミチーガ皮下注用60mgシリンジ(旧製品:注射針を同梱していない)、ラロキシフェン塩酸塩錠60mg「DK」(組成・性状変更前、製造番号MN02まで)などがあった。

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

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