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アダプチノールはマリーゴールドの成分?
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約1分16秒で読めます.
3,489 ビュー. カテゴリ:ヘレニエン
アダプチノールの成分って何?
時々、この薬の成分って何だろう?効くのかな?と思わせる、そんな薬を見かける。
ノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)とかセルニルトン(セルニチンポーレンエキス)みたいな。
アダプチノールもその一つ。
アダプチノールの成分であるヘレニエンは、キク科植物マリーゴールドの花弁から抽出した色素成分(カロチノイドの一種)です。
マリーゴールドの花弁から抽出した色素成分として、「ルテイン」という目に良い成分もある。ヘレニエンと化学構造も似ている。ビタミンAの二量体のようになっている。
インタビューフォームの「開発の経緯」を見ると、以下のように書かれている。
ドイツ・バイエルン地方ではタンポポの花を眼病,特に夜盲症の治療に古くから使用していたが,1947 年 Studnitz らはメキシコ原産のキク科植物からヘレニエンを抽出した.その後の研究で,ヘレニエンは暗順応に対して効果があることが認められ,ドイツ・バイエル社が暗順応の障害がある網膜色素変性症などの疾患に対する治療剤として開発した.
もともとはタンポポ使ってたのね。
「主な外国での発売状況」をみると、「ヘレニエンは海外で発売されていない」とのこと。
もともと使っていたドイツでも、医薬品としては、使っていない。
アダプチノールの効能効果は、「網膜色素変性症における一時的な視野・暗順応の改善」となっているが、一時的な使用ではなく漫然と長期間使われている患者もいる。
こういう薬はいずれ販売中止になるのだろう。
しかし、数少ない眼科医が持つ内服薬という武器。保険から外すのにも抵抗があるのだろうな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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