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プリンペランは食前に飲まないとダメ?
公開. 更新. 投稿者:めまい/難聴/嘔吐.この記事は約1分59秒で読めます.
26,126 ビュー. カテゴリ:吐き気止めは食前に服用しないとダメ?
プリンペラン(メトクロプラミド)、ナウゼリン(ドンペリドン)などには、消化管の蠕動運動を促進して胃内容物が長時間停留させない作用があり、胃部不快感を緩和する作用をもちます。
したがって、胃内に食物が入った時点で作用するよう食前に服用することが望ましいと考えられます。
制吐薬の用法
ナウゼリン、プリンペラン、ガナトンなどの制吐薬の用法について。
プリンペラン
「メトクロプラミドとして、通常成人1日7.67~23.04mg(塩酸メトクロプラミドとして10~30mg、2~6錠)を2~3回に分割し、食前に経口投与する。」
ナウゼリン
「通常、ドンペリドンとして1回10mgを1日3回食前に経口投与する。」
ガナトン
「通常、成人にはイトプリド塩酸塩として1日150mgを3回に分けて食前に経口投与する。」
いずれも、用法は食前となっています。
制吐剤であり、又、消化管の蠕動運動を亢進させて食後胃内の食物が長く滞留しないように腹部の不快感を改善するため、食前(食事30分前)投与がより効果的である。
そもそも食事ができるなら吐き気止めなんていらないじゃん、となる。
こういう疑義照会って億劫なんだな。
常識的に考えてわかるだろ、みたいな。
頓服で出してもらったほうが、わかりやすい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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