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抗うつ薬と痛み止めの併用で消化管出血?
公開. 更新. 投稿者:うつ病.この記事は約1分41秒で読めます.
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パキシルなどのSSRIの添付文書には「出血の危険性を高める薬剤を併用している患者、出血傾向又は出血性素因のある患者」について、慎重投与となっている。
「皮膚及び粘膜出血(胃腸出血等)が報告されている」ためである。
セロトニンによる出血の副作用に関しては、選択的5-HT2受容体拮抗薬であるアンプラーグ(サルポグレラート)が、抗血小板薬として用いられていることから、想像しやすい。
そのため、パキシルの相互作用には、
止血・血液凝固を阻害する薬剤
非ステロイド性抗炎症剤、アスピリン、ワルファリンカリウム等
という記載があり、SSRIとNSAIDsの併用には注意を要する。
抗うつ薬の中で、痛みによく用いられるサインバルタはSNRIであるが、添付文書上同じような注意書きが見られるので、併用に際しては消化管出血に注意する必要がある。
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