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キノホルムがアルツハイマーに効く?
公開. 更新. 投稿者:副作用/薬害.この記事は約1分42秒で読めます.
2,200 ビュー. カテゴリ:スモン
かつてスモン(SMON亜急性脊髄視神経症)と呼ばれる薬害を引き起こした薬にキノホルムという整腸剤があります。
そのキノホルムがアルツハイマー病に有効という話題が持ち上がっています。
薬害を引き起こす危険な薬を使ってもいいのか?と思われますが、あのサリドマイドも多発性骨髄腫の治療に使われています。
キノホルムの作用機序
キノホルムは強力な銅・亜鉛キレート剤で、菌体内の金属酵素から金属を奪うことで殺菌作用を示します。
アルツハイマー病では、脳にβアミロイド蛋白(Aβ)が沈着するが、このAβの沈着を銅イオンと亜鉛イオンが促進すると考えられています。
そのためキノホルムで銅や亜鉛イオンを除去してやると、脳内のAβが消失するというメカニズムです。
キノホルムがスモンを引き起こす原因は、キノホルムの副作用であるビタミンB12欠乏症と考えられているので、ビタミンB12を補給しつつ服用すれば、アルツハイマーの特効薬になりえます。
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