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アナフィラキシーとアナフィラキシー様症状の違いは?
公開. 更新. 投稿者:副作用/薬害.この記事は約2分0秒で読めます.
3,537 ビュー. カテゴリ:アナフィラキシーとアナフィラキシーショック
アナフィラキシー様症状ってアナフィラキシーじゃないの?
アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼び、喘息を合併した食物アレルギー患者に多い。
アナフィラキシーの症状
消化器の症状
・くり返し吐き続ける ・持続する強い(がまんできない)おなかの痛み
呼吸器の症状
・喉や胸が締め付けられる ・声がかすれる ・犬がほえるような咳
・持続する強い咳込み ・ゼーゼーする呼吸 ・息がしにくい
全身の症状
・唇や爪が青白い ・脈を触れにくい、不規則
・意識がもうろうとしている ・ぐったりしている ・尿や便を漏らす
アナフィラキシー様症状→アナフィラキシー
アナフィラキシーはIgEが介在する即時型(Ⅰ型)のアレルギー反応。
IgEが介在しないアナフィラキシーに似た症状はアナフィラキシー様症状という。
アナフィラキシーの主たる発生機序は,IgEが介在する即時型(Ⅰ型)のアレルギー反応ですが,実際の臨床症例では,診断時にはIgEが測定されていない場合も多く,IgEが介在するのか介在しないのかを判別することが必ずしもできないことを踏まえ,両者を包括する用語として,これまで「アナフィラキシー様症状」の用語を使用してきました。
しかし,近年,厚生労働省が学会の協力を得て策定した「重篤副作用疾患別対応マニュアル」や世界アレルギー機構(World Allergy Organization〈以下,「WAO」という。〉)の提唱等において,IgEの介在の有無にかかわらず,「アナフィラキシー」という用語を用いる考え方が主流になってきていることを受けて,添付文書で使用する用語の変更を検討しました。副作用名「アナフィラキシー」について
あれ?今まで「アナフィラキシー様症状」って記載しか無かったんだ。。。
知らなかった。
添付文書上はすべて、アナフィラキシーになるのかな。
IgE抗体が関与していないアナフィラキシー様症状は、薬剤の初回投与時から発症することもある。
アナフィラキシー様症状とは別にショックって記載もあるけど。
アナフィラキシーショックもアナフィラキシーに含められるかな?
ショックとは?
「ショックを起こす」
と聞くと、どういう風なイメージをするか。
医療従事者なら、危険なことだと認識できますが、一般の人はそう認識しない場合も。
普通の会話で「ショック」というと、「落ち込んでる」とか「びっくりしている」とかイメージします。
精神的なショック状態ですね。
しかし、医療用語でのショック状態は「血圧が下がり,生命の危険がある状態」のことです。
これはますますショッキングです。
医療用語って難しいですね。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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