2019年2月19日更新.3,370記事.5,917,338文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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スローケー錠をアスパラカリウム散に換算するには?

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カリウム製剤

カリウム製剤には、
塩化カリウム(スローケー
Lアスパラギン酸カリウム(アスパラカリウム
グルコン酸カリウム(グルコンサンK
の3種類がある。
(2019年1月末でスローケーは販売中止となり、2020年3月までの経過措置となる)

それぞれの規格は、
スローケー錠600mg
アスパラカリウム錠300mg、アスパラカリウム散50%
グルコンサンK錠5mEq、グルコンサンK錠2.5mEq、グルコンサンK細粒4mEq/g
といったものがある。

当然ですが、スローケー錠600mgにカリウムが600mg入っているわけではない。
カリウムがどのくらい入っているかはmEq(ミリ当量、ミリイクイバレント)に換算する必要がある。

カリウム1mEqは39.1mgである。
カリウム製剤の中には、用量を重量(mg)で表記しているものがあるが、この値はカリウム化合物の重量であることに注意する。
アスパラカリウム錠300mg(L-アスパラギン酸カリウム、分子量171.19)はカリウム約1.8mEq。
スローケー錠600㎎(塩化カリウム、分子量74.55)はカリウム約8.0mEqに相当する。
これらのカリウム相当量(mEq)は、添付文書の「組成」の欄に記載されている。

カリウムは1日に約40mEq必要らしい。

スローケーの添付文書には、丁寧に、1錠中塩化カリウム(日局)600mg(カリウムとして8mEq)と書かれている。
スローケー600mg5錠で必要量に達する。

グルコンサンK錠は2.5mEq、5mEq、4mEq/gと単位がミリ当量なのでわかりやすい。
用法用量も「1回カリウム10mEq相当量を1日3~4回経口投与。」となっており、大体1日のカリウム必要量のようだ。

アスパラカリウムの添付文書にも、
L-アスパラギン酸カリウム 1錠中 300mg(K+:1.8mEq)
L-アスパラギン酸カリウム 1g中  500mg(K+:2.9mEq)
と書かれている。

アスパラカリウム錠300mgだと22錠、アスパラカリウム散13.7gくらいで必要量に達する。
と単純にはいかないようだ。

Lアスパラギン酸カリウムは塩化カリウムに比べ2倍以上組織移行、保持能力が良いとされているのでアスパラカリウムの常用量は塩化カリウム製剤の常用量に比べ少ない。アスパラギン酸カリウムは、塩化カリウムの4分の1~2分の1(カリウム相当量)で十分な効果を発揮したとの報告もある。

スローケーの常用量上限が1日4錠=32mEq
アスパラカリウム散の常用量上限が1日5.4g=約16mEq
なので、アスパラカリウムはスローケーの1/2のカリウム量で良いということになる。

カリウム製剤と簡易懸濁法

「内服薬経管投与ハンドブック第3版」および製薬会社によると、アスパラカリウム錠300mg、スローケー錠600mg、グルコンサンK錠5mEqはいずれも簡易懸濁法による経管投与に適さないとされる。
散剤に関しては、アスパラカリウム散はチューブに滞留するが、フラッシュすれば投与できる。
グルコンサンK細粒は55℃10分の懸濁でチューブを容易に通過したとの記載がある。

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腎機能障害時に注意が必要な抗真菌薬は?

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薬剤師

アゾール系抗真菌薬のほとんどが肝代謝酵素CYP3A4を阻害するが、腎機能障害時に特に注意が必要となる抗真菌薬の組み合わせはどれか。
A. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-フルコナゾール注(ジフルカン)
B. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-イトラコナゾール(イトリゾール)
C. ボリコナゾール注(ブイフェンド)-ミコナゾール(フロリードゲル)
D. フルコナゾール注(ジフルカン)-イトラコナゾール(イトリゾール)
E. フルコナゾール注(ジフルカン)-ミコナゾール(フロリードゲル)
F. イトラコナゾール(イトリゾール)-ミコナゾール(フロリードゲル)

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