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バクタとリウマトレックスを併用しちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:抗菌薬/感染症.この記事は約1分58秒で読めます.
2,944 ビュー. カテゴリ:バクタとリウマトレックス
リウマトレックス(メトトレキサート)は葉酸代謝拮抗薬。
代謝拮抗薬と聞くと、抗がん剤の一種で、メトトレキサートも抗癌剤として使われることがある。
で、このリウマトレックスとバクタが併用注意になっていますが、その理由として、
両薬剤の葉酸代謝阻害作用が協力的に作用するためと考えられている。
バクタにも葉酸代謝阻害作用があるらしい。
バクタと聞くと、抗菌薬の一種としか思い浮かばず、具体的な作用機序を知りませんでした。
バクタはST合剤とも呼ばれる、スルファメトキサゾールとトリメトプリムの合剤です。
作用機序は、
スルファメトキサゾールは微生物体内での葉酸生合成を阻害し,トリメトプリムは葉酸の活性化を阻害して抗菌作用を示す。両薬の併用により細菌の葉酸代謝の連続した2ヵ所を同時に阻害するため相乗的な抗菌作用の増大が認められる。
サルファ剤のアプシードにはメトトレキサートとの相互作用などは書いてない。
ST合剤だとダメなんだな。
しかし、プレドニゾロン換算で20㎎以上のグルココルチコイドを1か月以上服用している患者に、ニューモシスチス肺炎予防としてバクタの使用が推奨されており、リウマトレックスに加えステロイドも服薬している患者についてはバクタが併用されることもある。
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1 件のコメント
リウマトレックスにバクタは併用しないほうがよいですか?