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コロナ治療薬は発症後5日経っても使える?
公開. 更新. 投稿者:風邪/インフルエンザ. タグ:新型コロナ. この記事は約1分2秒で読めます.
1,957 ビュー. カテゴリ:経口コロナ治療薬
コロナ治療薬も早めに飲まなきゃ効果無い?
2023年8月現在、経口コロナ治療薬には、「ラゲブリオ」「パキロビッドパック」「ゾコーバ」の3種類があります。
高額な薬なので、在庫しておくにはためらいがありますが、ラゲブリオだけ在庫している。
パキロビッドパックやゾコーバは登録薬局もラゲブリオに比べて少なく、安定供給も難しいとのことで取り扱っている薬局は限られている。併用禁忌が多いから処方されないのかと思っていた。
これらのコロナ治療薬の発症から服用までの期間は保険請求的に縛りがあるのか調べてみた。
薬効分類 | 医薬品名 | 発症後使用までの推奨日数 |
---|---|---|
コロナ治療薬 | ゾコーバ | SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始すること。本剤の有効性は症状発現から3日目までに投与開始された患者において推定された。 |
パキロビッドパック | SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始すること。臨床試験において、症状発現から6日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。 | |
ラゲブリオ | SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始すること。臨床試験において、症状発現から6日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。 | |
インフルエンザ治療薬 | タミフル | インフルエンザ様症状の発現から2日以内に投与を開始すること。症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。 |
リレンザ | 発症後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)。 | |
イナビル | 症状発現後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい。症状発現から48時間を経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。 | |
ゾフルーザ | 本剤の投与は、症状発現後、可能な限り速やかに開始することが望ましい。症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。 |
抗インフルエンザ薬は、発症後2日以内という縛りがあるが、コロナ治療薬はラゲブリオとパキロビッドが5日以内、ゾコーバが3日以内でそれ以上経過すると効果なし。
新型コロナが5類感染症に移行して、発症後5日間が自宅療養期間となり、インフルエンザと同じになりました。
早い段階で服用した方が回復が早いというのは、抗インフルエンザ薬でもコロナ治療薬でも同じだと思います。
抗インフルエンザ薬にしても発症後3日以上経過して服用したら全く効果が無いのかと聞かれても、そうではないと思いますし、発症後何日までの投与を認めるのかという点はコストメリットもあるので、現時点ではコロナ治療薬の処方に関して発症後の期間の縛りは緩いということでしょう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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