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イグザレルト錠2.5㎎の処方意図
公開. 更新. 投稿者:脳梗塞/血栓.この記事は約2分50秒で読めます.
2,741 ビュー. カテゴリ:イグザレルト錠2.5㎎
イグザレルト錠に2.5㎎ってあるんだね
イグザレルト錠に2.5㎎という規格が2022年10月に発売されていた。
今まで10㎎と15㎎はありましたが、それよりも低用量の規格である。添付文書も分かれており、適応症が異なる。
10㎎と15㎎の適応症は、以下の通り。
成人
●非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
●静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制小児
●静脈血栓塞栓症の治療及び再発抑制
しかし、2.5㎎の適応症は「下肢血行再建術施行後の末梢動脈疾患患者における血栓・塞栓形成の抑制」となっている。
10㎎、15㎎は心房細動や脳卒中であるが、2.5㎎は「下肢血行再建術施行後」である。
下肢血行再建術というと、閉塞性動脈硬化症かな?と思います。
末梢動脈疾患とは?
末梢動脈疾患 って?|血管の病気を知ろう!予防にいかそう!血管の病気について 日本血管外科学会
足の動脈が狭くなったり詰まったりして血液の流れが悪くなり、足にさまざまな症状を引き起こす病気です。以前は、「閉塞性動脈硬化症」あるいは「下肢慢性動脈閉塞症」と呼ばれていましたが、現在は、その原因に関係なく、国際的に「末梢動脈疾患」に統一されています。
閉塞性動脈硬化症ってもう言わないのですね。
末梢動脈疾患に適応のある抗血栓薬としては、プラビックスもあります。
患者の経過としては、まず足がしびれるので整形外科を受診する。
原因として多いのは、腰部脊柱管狭窄症か末梢動脈疾患か。神経が原因なら脊柱管狭窄症、血管が原因なら末梢動脈疾患。合併することもある。
腰部脊柱管狭窄の場合、まっすぐに立って休んでも、しびれ・痛みはあまり取れません。しかし、「前かがみ」になって休むと、すぐにしびれ・痛みがなくなります。
合併しやすい腰部脊柱管狭窄と末梢動脈疾患 見分け方や治療法 | NHK健康チャンネル
一方、末梢動脈疾患の場合は、まっすぐに立って休むだけで、しびれ・痛みがなくなります。ただし、しびれ・痛みがなくなるのは、すぐにではなく、10分以内に徐々になくなります。
とりあえずメチコバールとかオパルモンとか処方される。あまりひどくなければそのまま経過観察。
MRI撮って末梢動脈疾患も疑われれば、循環器に紹介される。
近隣の整形外科に通院していた患者が病院の循環器で手術してもらって、そのあとイグザレルト2.5㎎が処方されるっていう流れ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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