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スポーツ選手は脈が遅い?
公開. 更新. 投稿者:不整脈.この記事は約3分7秒で読めます.
2,973 ビュー. カテゴリ:スポーツ心臓
スポーツ選手は心臓が大きいの?
スポーツ心臓とは、スポーツ選手に見られる心拡大と、それによる安静時心拍数の低下といった一過性変化を指す。
長期間にわたる激しい運動をしたスポーツ選手の心臓は大きくなる。スポーツ心臓は、マラソンなど持久性を要する運動種目の選手に多くみられ、すべての競技選手にみられるものではありません。
スポーツを行うのに適したように心臓が変化します。
スポーツ心臓は、スポーツをやめると徐々に普通の人の心臓に近くなる。
日常の運動が少ない人では心疾患とみなされるが、スポーツ選手では強度の運動に耐えるための適応とみなされ、取り立てて治療は必要ない。
日頃運動していない人であれば、肥大型心筋症の可能性もある。
心臓が大きくなるとなぜ悪い?
健康診断の心電図検査で、左室肥大と指摘された。
要検査とはなっていないので、特に検査を受ける必要は無いかと思いますが、気になる。
心電図検査で心肥大までわかるんですね。
心肥大では左室の心筋が分厚くなるため、心臓自体が硬くなります。
そのため(1)収縮するにも余分な力がいるだけでなく、(2)動脈硬化がなくても相対的な血流不足に陥ります。また心筋が硬いため(3)弛緩するときにもスムーズにもとに戻りにくくなります。
このため心肥大(左室肥大)では、(1)R波の増高、(2)ST降下、(3)T波異常が組み合わさって認められます。左室肥大の程度が強くなればなるほど、これら3つの所見は著明に表れます。
この心肥大が起こる原因は、肥大型心筋症など特別なものもありますが、とにかく心臓に負担がかかる状態が繰り返されると起こる。
心臓の中で全身に血液を送り出す部分が左心室。
全身に血液を送り出す力がより必要となる、と左心室のパワーがより必要となる。
そのため、左心室の壁の筋肉が発達し、厚くなり、肥大化する。
スポーツ選手でも、より多く全身へ血流を送るために、左心室が肥大化することが多い。
こう考えると、心臓がパワーアップしているようで、悪い事でも無さそうな気がする。
スポーツ選手においては、その強度の運動に耐えるための適応とみなされ、取り立てて治療は必要ないとされる。
つまりその心肥大そのものというよりも、心肥大が起こった原因が何かということが重要で、大体は高血圧によるものとみられる。
心臓にある4つの部屋の一つ、左心室が収縮して血液は動脈に押し出され、全身を巡ります。
ところが年齢とともに動脈硬化が進むと動脈の弾力性が乏しくなり、動脈の内腔も狭くなって、血液の流れが若い頃より大きな抵抗を受けます。
その分、左心室は強い力で血液を押し出さねばなりません。
左心室は強い力を出す必要が起きると、その壁を構成する心筋の細胞が太くなり、壁が分厚くなります。この状態が左室肥大です。
血液を押し出す力がすなわち血圧ですから、大抵は血圧も上がります。
基礎疾患として、高血圧や動脈硬化、脂質異常症が潜んでいる可能性は高いので、軽く見ずに受診したほうがいい。
徐脈の治療は必要ない?
脈が遅くなる「徐脈」で治療は必要なのかどうか。
徐脈性不整脈の中でも「洞性徐脈」は洞結節自体に異常はなく一時的または無害であるケースが多いため、特に治療の必要のないケースが殆どです。
スポーツ選手でみられる洞性徐脈では治療の必要はない。
心臓は年中無休?
心臓は1日に約10万回拍動し、8000リットルもの血液を送り出しています。
心臓の筋肉(心筋)は普通の筋肉と違って疲れることはありません。
また、自分の意識で動かすこともできません。
心臓が動くのにもエネルギーは使っているので、「疲れない」というより「疲れを感じない」というほうが正しいのかも知れません。
私はすぐ疲れます。
心臓を見習いたい。
心電図はなぜPから始まるのか?
Pはprimary(第一番のという意味)の頭文字です。
心電図を測定したときに、最初に観察される波だからP波ということです。
それ以降については、Pからアルファベット順になっています。
心電図上にはP波からU波まであります。
P波は左右の両心房の活動を、Q波~T波は左右の両心室の活動を表しています。
U波は特殊な場合(低カリウム血症などの場合)にしか観察されません。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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