更新日:2017年2月22日.全記事数:3,091件

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ペンタサ坐剤は入れにくい?


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ペンタサ坐剤の挿入方法

潰瘍性大腸炎で下血している患者さんは、ペンタサ坐剤の挿入にも一苦労しているという話。

下痢が続いたときの肛門のヒリヒリ感を想像すれば、なんとなくイメージできるが、痛みは想像を絶する。

坐薬の基剤の種類の話では、水分で溶ける水溶性基剤と、体温で溶ける油脂性基剤に分けられるという話を聞く。
ペンタサ坐剤は一応水溶性基剤という分類なのだそうな。

水溶性基剤の成分はマクロゴールであることが多い。
ダイアップ坐剤、ナウゼリン坐剤、レペタン坐剤、エスクレ坐剤などの基剤の添加物にマクロゴールがある。
油脂性基剤の成分はハードファットであることが多い。
アンヒバ坐剤、アルピニー坐剤、カロナール坐剤、ネリプロクト坐剤の基剤の添加物はハードファットとなっている。

ペンタサの添加物は、「マクロゴール6000EP、ポビドン、タルク、ステアリン酸マグネシウム」となっており、マクロゴールが含まれているので、水溶性基剤である。

でも、ナウゼリン坐剤に含まれるマクロゴールは、マクロゴール400、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、
ダイアップ坐剤に含まれるマクロゴールは、マクロゴール4000、マクロゴール1540、
ペンタサはマクロゴール6000と、分子量の多い固体だけなので、他の坐薬よりも硬そう。

そもそも、坐薬らしからぬペンタサ坐剤のあのフォルム。
普通の錠剤と見間違え、飲みそうになる。
なぜロケット状の先っちょ尖がった感じの、ザ・坐薬的なフォルムにしなかったのか不思議。

同種の坐薬であれば、サラゾピリン坐剤のほうが油脂性基剤(ハードファット)で100倍入れやすそう。

ペンタサ注腸を塗って挿入しているという患者もいました。
水で溶けるので水を塗るか、ワセリンやローション、サラダ油などで滑りをよくして挿入するなどの工夫が必要。

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