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ペンタサ錠とペンタサ注腸の併用はOK?
公開. 更新. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約1分21秒で読めます.
3,942 ビュー. カテゴリ:ペンタサ錠とペンタサ注腸の併用
潰瘍性大腸炎の治療薬「ペンタサ」には錠剤、顆粒、坐剤、注腸液といくつかの剤形がある。
そして併用されることも多いが、保険請求上どうなのか疑問にも思う。
ペンタサ錠とペンタサ注腸の併用については原則的に認められているようだ。
支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)に詳細が記載されている。
潰瘍性大腸炎の治療については、左側あるいは全大腸炎型でも遠位大腸の活動性がある場合には、内服療法に加え局所投与の併用が望ましい。
ペンタサ錠は小腸から大腸の広い範囲で吸収される特徴があるが、大腸の末端までは、高い濃度のメサラジンが行き届かない。
潰瘍性大腸炎では、病変が直腸からびまん性に口側に進展することから、ペンタサ注腸は、病変部位に十分な薬剤を到達させる製剤である。
なお、ペンタサ注腸の「効能・効果に関連する使用上の注意」には「脾湾曲部より口側の炎症には効果が期待できない」とある。
また、厚生労働省研究班(鈴木班)による治療指針でも左側大腸炎型・全大腸炎型の軽症・中等症の寛解導入療法で、内服に注腸の併用は効果増強が期待できるとあり、重症例でも併用が認められている。
寛解維持療法でも内服と注腸の併用は有用であるとされている。(潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・ 治療指針:平成 27 年度改訂版(平成 28 年 3 月 31 日)) これらのことから、ペンタサ錠とペンタサ注腸は大腸内でも作用する部位が異なるため、潰瘍性大腸炎に対する併用投与は、原則認められると判断した。
このような保険請求上認められている事例については、多く公表していただきたいと思います。
いちいち疑義照会しなくて済む可能性も高まる。
他のケース、ペンタサ錠とペンタサ坐剤、アサコール錠とペンタサ坐剤、などでも同様に認めれらると解釈してよさそうだが、これは個人的な判断。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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