更新日:2016年12月23日.全記事数:3,095件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ジクアスは1日6回使わないとダメ?


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1日6回点眼?

ジクアス点眼液の用法は、「通常、1回1滴、1日6回点眼する。」となっている。作用持続時間が短いため、頻回に点眼しなければならないようだ。
ドライアイに使う目薬の使用回数は基本的に多い。
ヒアレインとか、マイティアとか、フラビタンとかも1日6回とか使う。

ジクアス点眼液:通常、1回1滴、1日6回点眼する。
ヒアレイン点眼液:1回1滴、1日5~6回点眼し、症状により適宜増減する。
人工涙液マイティア:通常、1回1~2滴を1日5~6回点眼する。
フラビタン点眼液:通常、1回1~2滴を1日3~6回点眼する。
ムコスタ点眼液:通常、1回1滴、1日4回点眼する。

実際はこんな頻回に点眼できなかったりするし、処方の指示も1日6回というものは少ない。
しかし、これも疑義照会の対象となり得るんだろうなあ。

5mLの点眼薬を実際に1日6回使うと何日で無くなるか。

1日6回両目に使うと、12滴。
5mLの目薬は大体100滴させる。
100÷12=8.333
8~9日で無くなる計算。

1週間ちょっと。

1人で何本も持っていくから、すぐに在庫無くなっちゃう。

ジクアスで視力回復?

ジクアスで視力が回復するという話を以前「ためしてガッテン」でやっていました。

誤解を生みましたが、それはドライアイによって目がかすんでいくと視力が低下していくが、ジクアスなどでドライアイが改善すれば視力も改善するという話らしい。
ドライアイを治療すれば、視力の向上が見込める人は多いのだろう。

ジクアスで目ヤニ?

ジクアスはムチンの分泌を促す薬。
このムチンがべとつく感じがあるらしい。

副作用としては5%以上に「刺激感」があり、最も多いが、
0.1~5%未満のものに「眼脂、結膜充血、眼痛、そう痒感、異物感、不快感、結膜下出血、眼の異常感(乾燥感、違和感、ねばつき感)、霧視、羞明、流涙」
眼脂(目ヤニ)やねばつき感というのもある。
ねばつき、べとつきが眼から出てくると、目ヤニみたいに感じるようです。

ドライアイ治療のティーフォットとは?

ドライアイの治療は従来、人工涙液(人工涙液マイティア点眼液)やヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン点眼液)の頻回点眼を中心とした涙液層の水分補給が中心だった。
だが最近になって、角結膜の粘液性の成分であるムチンの産生を促進するレバミピド(ムコスタ点眼液)や、水分およびムチンの分泌を促すジクアホソルナトリウム(ジクアス点眼液)が登場した。
これにより、涙液層と表層上皮から成る眼表面の異常に対し、層別の成分を補充することで涙液層の安定性を高め、ドライアイを治療するという新しい考え方が生じた。
この層別治療の考え方をTFOTと呼ぶ。

最も表面にある油層に異常のある場合の局所治療としては、温罨法、眼瞼清拭などと共に、ジクアホソルが挙がる。
液層の水分を補給するのは、人工涙液、ヒアルロン酸、ジクアホソルである。
ヒアルロン酸は、水分を分子中に取り込み、蒸発しにくくする。

一方、液層の分泌型ムチンおよび角膜上皮の膜型ムチンの産生や分泌を促すのは、ジクアホソルとレバミピドである。
このうちレバミピドは胃粘膜保護薬としても利用されているが、ムチン産生促進作用を有しており、親水性成分であるムチンが涙液を角結膜表面に保持し、ドライアイを改善させる。
また、レバミピドには抗炎症作用があるとされ、眼表面の炎症を抑える可能性もある。

参考書籍:日経DI2014.12

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