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ジクアス点眼液とジクアスLX点眼液の違い
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約1分23秒で読めます.
10,493 ビュー. カテゴリ:ジクアスLX点眼液
ジクアスLXってジクアスと何が違うの?
ジクアスLX点眼液が2022年11月に発売された。
名称からすると、アレジオン点眼液とアレジオンLX点眼液の違いと同様で、持続性になったのだろうと推測。
アレジオン点眼液が1日4回という使い方なのに対し、アレジオンLX点眼液は1日2回という使い方である。
ジクアス点眼液は1日6回という使い方なのに対し、ジクアスLX点眼液は1日3回という使い方である。
ジクアスLXの使用回数が減った理由は、添加物のポリビニルピロリドン(ポビドン:PVP)にある。PVPは、ジクアホソルによって分泌された分泌型ムチン、水分子と静電相互作用によって複合体を形成し、涙液を眼表面に滞留させると推察されている。
ポビドンといえばポビドンヨード(イソジン)であるが、ポビドンは高分子の可溶化剤として、水に溶けにくいヨウ素と複合体形成し水溶性にするために入っている。
ドライアイ用の点眼液は、ヒアレイン点眼液(1日5~6回)、ムコスタ点眼液(1日4回)と比較的使用回数が多く、この使用回数の多さが、コンプライアンス低下を招いているとも言われる。
しかし、ドライアイで眼の乾きを訴える患者は、頻繁に使用する方が良いという人もいるだろう。
ちなみにアレジオン点眼液0.05%と、アレジオンLX点眼液0.1%で濃度が異なるが、ジクアス点眼液3%とジクアスLX点眼液3%で濃度が同じである。調剤過誤にも注意する必要がある。
濃度は同じであるが、薬価は異なる。
ジクアス点眼液3%が1本529.8円なのに対し、ジクアスLX点眼液3%は1本1060円と、倍近い値段である。
しかし、今まではジクアス点眼液が「1日3回」という用法で来てもなんとも思わなかったが、今後は、「もしかしたらジクアスLX点眼液と間違ってる?」と思うことになる。そして個別指導でも指摘されるのだろう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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2 件のコメント
近々ジクアスの後発発売→ジクアスLXが後発あり先発に君臨→眼科門前大打撃ですね。
コメントありがとうございます。
そんな事情もあるのですね。でも、瓶単位の目薬はあまり後発割合に影響しないような話も聞きますね。