更新日:2015年10月22日.全記事数:3,089件

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慢性硬膜下血腫に五苓散?


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術後に五苓散?

頭の手術を行ったという患者さんが、術後に五苓散を処方されていた。
術後の浮腫を緩和する目的で処方されているのかな、と推測。

術後には、桂枝茯苓丸みたいな駆お血剤が処方されることも多いですが、利水剤もアリかな。

手術が何らかの理由で行えない場合、お薬による治療法が選ばれる場合もあります。五苓散(ごれいさん)と呼ばれる漢方薬が、この慢性硬膜下血腫に効くことがあります。五苓散は手術後、残った血液の退きが悪い場合にも使われます。慢性硬膜下血腫 治療法

慢性硬膜下血腫に五苓散がよく使われるようです。

脳内で出血したと聞くと、深刻なイメージですが、慢性硬膜下血腫は比較的予後良好な疾患のようです。
慢性硬膜下血腫と脳出血、くも膜下出血などはどのように違うのか?

脳は外側から頭髪、皮膚、頭蓋骨、硬膜、クモ膜、軟膜という層で囲まれている。
くも膜下出血はその名のとおり、クモ膜と軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態。
慢性硬膜下血腫は、硬膜とクモ膜の間の空間「硬膜下腔」に出血が生じ、血液が貯留し血腫を生じる。

くも膜の下は脳脊髄液で満たされており、そこに血液が混入すると脳全体に障害が及ぶ。
くも膜の上か下かで、命の危険性はだいぶ違う。
軽く頭を打った程度でも慢性硬膜下血腫に至ることがあるらしく、頭蓋骨で守られているとはいえ、高齢者が頭を打ったら念のため医者に診てもらったほうが良い。

おしまい。

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