更新日:2015年10月22日.全記事数:3,087件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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割線があれば粉砕できる?


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割線があれば粉砕できるというわけではない

割線、真ん中に割りやすいように溝の入っている錠剤があります。

割線があれば粉砕しても大丈夫だろう、と考えがち。

しかし中には、粉砕のできない徐放錠にも割線のあるものが存在します。

①テオドール錠100mg/200mg、ユニフィルLA錠100mg/200mg/400mg
テオドール錠は血中濃度の安定化のために徐放性製剤となっています。
割線での分割は可能ですが、それ以上の分割や粉砕はできません。
理由は徐放性ペレット(顆粒)に傷がつき溶出速度が変化してしまうからです。

②セロケンL錠120mg、ロプレソールSR錠120mg
2分割までは徐放性に影響しないようになっていますが、拡散制御型のプラスチックマトリックス構造のため、2分割以上や粉砕は不可とされています。

③ペンタサ錠250mg/500mg
本剤は二分割して服用可能であるが、放出調節製剤であることより、かまずに服用すること。また、乳鉢による混合粉砕は避けること。

④ヘマレキート錠30mg/60mg(ヘルベッサー錠のジェネリック)
かまずに服用すること。〔徐放性が損なわれるおそれがある。〕

徐放性製剤を知らずに砕いて服用した場合、血中濃度が急に高くなり、副作用が発現しやすくなるので要注意です。
患者や介護者が、嚥下困難などでもっと小さい方が飲みやすいという理由で、勝手に2分割以上、粉砕などを行う可能性もあるので注意します。

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