更新日:2016年8月26日.全記事数:3,169件.

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SPFやPAは高いほうがいい?


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SPFとPA、どっちが重要?

紫外線には、UVA、UVB、UVCがあります。

可視光線の赤橙黄緑青藍紫の、紫色の波長380〜430nmよりも短い波長が紫外線となります。
UVAの波長が400~315nm、UVBの波長が315~280nm、UVCの波長が280nm未満で、10nm未満の波長になるとエックス線になります。

UVA、UVBはオゾン層を通過できるが、UVCはオゾン層を通過できない。
そのため、日焼け対策としては、UVAとUVBの対策が重要となる。
地表に届く紫外線には、波長の長いUVAと少し短いB波(UVB)の2種類があります。

UVBは波長が短いため肌の表面までしか届きませんが、日焼けによって肌が赤く炎症を起こし、シミの原因になるほか、皮膚の表皮のDNAなどを傷つけてがんになりやすくなるという。
従来の対策はUVBが中心で、その防止効果を示すSPFが普及してきました。かつては100を超える日焼け止めも販売されたが、50以上の数値は「意味がない」とされ、現在は「50+」が最高値になっている。

これに対し、波長が長いUVAは肌の深部の真皮に達する。長時間浴びることで、真皮の弾力が低下し、しわやたるみなど肌の老化に大きく影響を及ぼすことがわかってきました。
この光老化と呼ぶ現象との関連から、UVAにも注目が集まるようになったという

SPFとは「Sun Protection Factor」の略。日本語で紫外線防御効果を意味し、サンバーン(肌が赤くなる日やけ)の原因になるUVBを防ぐ指標として使われます。
数字が大きいほどUVBを防ぐ効果が高く、最大50+(SPFが51より大きい)と表示されます。

PAとは「Protection Grade of UVA」の略。その名の通りUVAを防ぐ効果の程度を表す指標です。
「PA+」「PA++」「PA+++」の3段階に分けられており、+の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなっています。
UVAはシミやしわの発生に大きく関わっているといわれています。波長が長い分、肌の奥深くまで到達し、様々な影響を及ぼします。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日も日当たりの良い家の中でもしっかりUVAを防ぐことが必要なのです。

UVBを防ぐ指標のSPFが高いほうが、日焼け止め効果としては高い。

シワや肌の老化を防ぐということを考えた場合、UVAを防ぐ指標のPAが高いほうを選んだほうがいい。

PAやSPFの高い日焼け止めは、紫外線に対する効果は大きい反面、肌への負担も大きくなります。

PAやSPFの高い日焼け止めは海水浴や屋外でスポーツをする場合だけに使用し、日常生活であまり日に当たらない場合には、PAやSPFの数値の低い日焼け止めを使うといった、使い分けをする必要があります。

SPFやPAの目安

これからのシーズン、海水浴に行くのにどの日焼け止めを買えばいいのか。

SPFやPAの目安は、

日常生活 SPF:5 PA:+
軽い野外活動、ドライブなど SPF:10 PA:++
晴天下のスポーツ、海水浴など SPF:20~30 PA:+++
熱帯地方での野外活動 SPF:50+ PA:+++

といった感じです。

肌も荒れるので、SPF50までは必要ないでしょう。

SPF値は50+まであり、数値が高いとUVB防止効果が高い。
一般的に紫外線を照射し日焼けが生じるのは20~25分程度である。
例えば、20分程度の紫外線照射で日焼けを生じる片にSPF16のサンスクリーン剤を使用すると、20分×16で320分まで日焼けをしない計算になる。
PA値は長波長紫外線(UVA)を防ぐ目安で現在4段階ある。
日常生活ではSPF10前後&PA+で十分であり、屋外での軽いレジャーはSPF10~30&PA++~+++、リゾート地でのスポーツや炎天下のレジャーはSPF50&PA++++を目安にするとよい。

PA++++?

日本化粧品工業連合会は、紫外線A波(UVA)を防止する日焼け止めの効果基準を来年1月に改定し、従来の最高ランクよりさらに高い「PA++++」を新設する。より防御効果が高い製品への需要が高まっていた。各社は来年から新商品を投入する。

 肌に影響する紫外線にはUVAとUVBがある。UVBは特に海など屋外で日光を浴びた際に、肌の表面に強く作用し、赤く炎症を起こす。防止効果の基準は「SPF」で表し、最高レベルは「50+」。

 UVAは日常生活のなかでも肌に影響し、日焼けだけでなく、シワやたるみなど肌の老化の原因になるという。基準は「PA+」から「PA+++」まで3段階あり、来年から最高ランクが新設される。朝日新聞デジタル:日焼け止め効果、さらに高いランク新設 各社が発売へ – アピタル(医療・健康)

SPFが50まで。

PAが++++まで。

SPF100なんてのも以前はあったようですが。

SPFは、何も塗らないときと比べてどのくらい紫外線を防ぐかって数値でわかりやすいけど、PAってどういう風に測定するものなのかよくわからない。

そのうちPA+++++とか出そう。

PAはUVAに対する効果。
SPFはUVBに対する効果。
UVAは「肌の黒色化」の現象を起こす。
UVBは「熱傷様症状」の現象を起こす。

日焼け止めはノンケミカル処方がいい?

日焼け止めを選ぶときの判断基準として、SPFとかPAがありますが、ノンケミカル処方というのもみられます。
無添加好きの奥様方にとって、ノンケミカルは魅惑のキーワードです。
しかし、ケミカル(化学物質)の入っていない化粧品なんてねーだろ、と思いますが。

日焼け止めの成分には、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」があります。
このうち紫外線吸収剤を使っていない日焼け止めがノンケミカルと呼ばれます。

紫外線吸収剤は、以下のような成分。
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
メトキシケイヒ酸オクチル
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
オクチルトリアゾン
パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル

紫外線散乱剤は、以下のような成分。
酸化チタン
酸化亜鉛
マイカ

紫外線吸収剤は、皮膚の表面で紫外線を吸収し、化学的にエネルギーに変えて放出します。そして紫外線が肌の内部に侵入するのを防ぐものです。
紫外線散乱剤は、肌の表面で紫外線を跳ね返すことで、紫外線が肌に当たるのを防ぐものです。

一般的には、日焼けをしっかり防止したい場合は、紫外線吸収剤配合のものを、肌への負担を軽くしたい場合は紫外線散乱剤配合のものを使用するとよいとされている。

子供は日焼け止め使っちゃダメ?

日焼け止めは大人のためだけのものではない。

小児のサンスクリーン剤の使用については、学校のプールでの使用の是非が問われており、全面的に禁止している学校もあるようです。

しかし、サンスクリーン剤によりプールの水が基準を超えて汚染されることはないという調査報告が得られていますので、画一的に禁止するのではなく、必要な人は使用が許可されるべきだと思います。

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