2018年10月21日更新.3,350記事.5,705,221文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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目薬は1本何日分?

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目薬1本の量は?

目薬の多くは1本5mLです。

緑内障の目薬で1日1回タイプのものは1本2.5mLなので気をつけましょう。

1滴の量は大体0.05mLです。なので、1本5mLで100滴。
1日3回両目に点眼した場合、1日6滴で16~17日分です。

1日1回タイプのものが5mLだった場合、1日2滴で50日分になります。
目薬の保存期間として大体開封後1ヶ月と言われているので、オーバーしてしまいます。

2.5mLなら25日分なので、1日1回タイプの目薬は2.5mLなのです。

目薬は1回1滴で十分?

眼薬の1滴の量は一般的には50μLとされていますが、実際は約25~50μLと幅があります。
1滴の量が変化する原因としては、濃度や粘度、ノズルの形状などがあります。

結膜嚢の最大保持能力は約30μL、涙液量は約7μL。

そのため、1回1滴でもあふれるくらいの量です。
しかし目薬によっては1回1~2滴となっているものもある。まあ、2滴くらいなら、ね、押す力によっては1滴の量が少ない場合もあるかもだし。
でも、エコリシン点眼液やミオピン点眼液の「1回2~3滴」ってのは多過ぎな気がする。

あふれると眼の周囲の接触性皮膚炎のリスクが高まる。

目薬と接触性皮膚炎

点眼薬の1滴量は結膜嚢の保持量よりも多く、点眼後は目から薬液があふれてしまう。
これを放置して接触皮膚炎を起こすケースがしばしば認められ、症例報告も多い。
薬液に含まれる成分が皮膚の蛋白質と結合して抗原となり、感作が成立して再度抗原が侵入したときに強い炎症が起きる遅延型アレルギー反応が発症の主因である。
症状は、発赤や腫脹、水疱などで 目周囲のみならず、頬や顔全体に広がることもある。
症状が顔全体に広がった場合は、脂漏部位に起きる脂漏性皮膚炎や、テトラサイクリン系抗菌薬などの服用中に起きる光線過敏症などとの鑑別も問題となる。

点眼薬による接触皮膚炎は、薬液に含まれるあらゆる成分が原因となる。
特に頻度が高く注意すべき主成分には、フラジオマイシン硫酸塩(点眼・点鼻用リンデロンA液)やケトチフェンフマル酸塩(ザジテン)、アンレキサノクス(エリックス)、フェニレフリン塩酸塩(ミドリンP)、チモロールマレイン酸塩(チモ プトールXE、リズモンTG)が挙げられる。
添加物では、防腐剤の塩化ベンザルコニウムや緩衝剤のイプシロン-アミノカプロン酸で報告が多い。

点眼薬はなぜ1本5mLなのか?

1本5mLじゃない目薬もありますが。

点眼薬の場合、ラベルに記載されている使用期限は未開封の場合を条件としており、通常、開封後は1ヶ月以内に使いきるように作られています。
それは使用期間が長ければ長いほど、点眼する過程において、微生物汚染のリスクが増加するからです。

実は5mLという充填量はこの「1ヶ月以内の使用」に適切な液量となっています。

1日2回の場合
50μL×2(両目)×2回=200μL(1日使用量)
5000μL÷200μL=25日(25日間の使用で残液はゼロ)

1日3回の場合
50μL×2(両目)×3回=300μL(1日使用量)
5000μL÷300μL≒17日(17日間の使用で残液はゼロ)

点眼回数を守れば1ヶ月以内で使い切る液量になっています。

1日の点眼回数が2回以上のものは、1本5mLの液量となっていますが、緑内障の点眼薬では1日1回の点眼回数のものも何種類かあり、これらは1本2.5mLの液量となっています。

点眼液1mLは20滴に相当すると考えられるので、点眼液1滴は、1000μL÷20滴=50μLの計算により、50μLとなります。

点眼薬1本を5mLとすると、5000μL÷50μL=100滴、したがって100回点眼できることになります。

1本2.5mLの目薬?

キサラタン
トラバタンズ
ザラカム
デュオトラバ
タプロス
ルミガン
チモプトールXE
ミケランLA

いずれも緑内障の目薬で、1日1回タイプのもの。
1日1回点眼だと、両目にしても1回2滴。
5mLだと、50日もってしまうので、半分の2.5mLにして1か月で使い切ってもらうということです。

ミロル点眼液は1本5mLですが、通常の使い方だと1日1回なので、50日もってしまう。。。
1日2回という使い方もありますが。
1か月経った残薬は廃棄してもらいましょう。

参考書籍:日経DIクイズベストセレクションSTANDARD篇

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