更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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燃やせないゴミで注射器を捨てちゃダメ?


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注射器の捨て方

ちょいと混乱しているので、まとめ。

インスリン注射に使った注射針は感染性廃棄物として、医療機関で回収する。自宅では廃棄できない。
注射器については燃やせないゴミで廃棄できる。

血糖測定に使った針も同様に感染性廃棄物として、医療機関に持参する。
チップ(センサー)も同様。
かと思っていましたが、チップは自宅で燃やせるゴミとして捨てられるらしい。特に法的な縛りは無い。鼻血を拭いたティッシュと同様の扱いらしい。

んー。よくわからない。

つまり、病院で出たゴミと自宅で出たゴミでは同じゴミでも処理の仕方が違う。法的に。
自宅で出たゴミを医療廃棄物とか感染性廃棄物とか言わない。
自宅で捨てたオムツを感染性廃棄物としては見なさない。一般廃棄物となる。

在宅医療が進むにあたって、在宅で処理される医療廃棄物、感染性廃棄物が増えるにつれ、分別に困ることも増える。

血液のついた鋭利なもの、注射針については清掃作業員がケガ、感染する恐れがあるので、薬局で回収し廃棄する必要がある。

医療廃棄物、大量に投棄

 富山市内のごみ集積場で、使用済みの注射針や薬品の瓶など医療廃棄物の不法投棄に歯 止めが掛からず、2012年度は7件確認されたことが市環境センターの5日までの調べ で分かった。150本以上の注射針がまとめて捨てられていた事例もあった。針が刺さっ た場合は病原体に感染する恐れもあり、同センターは使用者に正しい処分、地元住民や収 集業者には見付けた場合はすぐに連絡するよう呼び掛けている。
 富山市環境センターによると、不法投棄で最も多かったのは糖尿病治療に使用するイン スリンの注射針。市南部のごみ集積場では昨年7月、2リットル入りペットボトル3本に 長さ3センチの針約150本が詰め込まれて投棄されていた。15本のペン型注入器もビ ニール袋に包まれた状態で見つかった。

 今年2月には、市東部の集積場に20本以上の使用済み注射針が入れられたビニール袋 が置かれていた。

 富山市環境政策課によると、個人や病院が治療で使用した注射針は専門の処理業者が焼 却処分することが定められており、許可業者以外が処分することはできない。廃棄物処理法では、医療廃棄物を不法投棄した場合、個人は5年以下の懲役か1千万円以下の罰金、法人には3億円以下の罰金が科せられる。

 市環境センターは、医療廃棄物が見つかった集積場に貼り紙を掲示し、町内会長を通じ て住民に注意を促している。同センターは「子どもが誤って注射針に触れることが一番の 心配。迅速な回収が重要であり、見つけた場合はすぐに連絡してほしい」(業務課)と訴 えている。富山新聞ホームページ – ホッとニュース

個人は5年以下の懲役か1千万円以下の罰金、 法人には3億円以下の罰金。

個人でも罰則あったのね。知らなかった。
患者が不法投棄で捕まらないように、きちんと注射針の捨て方について指導しましょう。

ごみ袋に注射器300本

 三重県名張、伊賀両市のごみを処理している伊賀南部環境衛生組合は3日夜、家庭用のプラスチック系ごみ袋に注射器が混入し、分別作業をしていた作業員の手に針が刺さる事故が起きたと発表した。

 ごみ袋からは300本以上の注射器が見つかったといい、同組合は「注射器は医療機関が回収しなければならず、医師会などに指導を要請したい」としている。

 発表によると、3日午前11時40分頃、伊賀市奥鹿野の伊賀南部クリーンセンターで、コンベヤー上を流れてきた不透明のポリ袋を、60歳代の男性作業員が持ち上げたところ、右の手のひらに注射針が刺さった。作業員はゴム手袋をしていたが、すぐに洗浄して傷口を消毒。外傷は軽いが、感染症のおそれもあるとみて、4日に血液検査を行い、経過観察しているという。

 注射器は全長約12センチ、直径約7ミリで、針の長さは約13ミリ。患者がインスリンを自分で投与するために使ったものとみられ、今月1~2日頃に回収した家庭用ごみ袋に入っていた。ごみ袋に注射器300本、分別作業員に針刺さる アラカルトニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

注射器でも針以外の部分は捨てても良いんじゃないのかな。

面倒臭いからといって、家庭ごみに注射針を捨てるのはやめましょう。

しかし、罰則などあるわけでもなく、画鋲なんかと同じ感覚で捨ててる人もいそう。
罰則つくるか。

針刺し事故

ゴミ回収作業者の針刺し事故が問題になっています。

 医療機関の清掃中、注射針などが刺さる事故を経験した業者が、過去3年間で約3割に上ることが、全国ビルメンテナンス協会のアンケート調査でわかった。
 肝炎感染の恐れもあり、国はワクチン接種を勧めるが、8割が実施していなかった。横浜市での日本環境感染学会で報告された。
 会員1368社に対し、2006~08年度に起きた事故の状況について尋ね、323社から回答を得た。注射針や手術の縫合針などが刺さる事故は、103社で計325件発生していた。メスやハサミで手などを切る事故も36件あった。
 B型肝炎のワクチン接種を行ったのは43社で、32社が費用の全額を支払い、病院側が一部や全額を負担したのは11社だった。注射針など刺さる事故、清掃業者の3割が経験 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

漫画の「闇金ウシジマくん」で、不法投棄された医療廃棄物の処理中に注射針を指先に刺してしまうという話がありましたが、リアルに怖いですね。

323社のうち103社で針刺し事故があり、103社のうちワクチン接種したのは43社で、43社のうち病院側が費用負担したのは11社。

針刺し事故の件数は実際はもっと多そう。

本人がその危険性を認識していない場合、指先に少しケガしたくらいで会社に報告しない。

B型肝炎ワクチンの接種費用は、医療機関によってまちまちですが、数千円かかります。

会社側も病院側も費用を負担したくないのはわかりますが、契約を結んでおくとか、頑丈な手袋をつけるとか、何か対策が必要です。

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