更新日:2017年12月4日.全記事数:3,190件.

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獣医師からの処方箋?


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獣医師からの処方箋

加計学園で注目されている獣医師がらみの話。

薬機法(旧薬事法)第四九条に以下のように書かれているのはご存知だろう。

(処方箋医薬品の販売)
第四九条 薬局開設者又は医薬品の販売業者は、医師、歯科医師又は獣医師から処方箋の交付を受けた者以外の者に対して、正当な理由なく、厚生労働大臣の指定する医薬品を販売し、又は授与してはならない。ただし、薬剤師等に販売し、又は授与するときは、この限りでない。

医師の処方せんはもちろん、歯科医師からの処方箋も受け付けたことはあるだろう。
しかし、獣医師からの処方箋を受け付けたことのある薬剤師は、いないと言っても過言ではないでしょう。
受け付けたことのある人は教えてください。

日本動物医薬品協会のホームページに以下のQ&Aが書かれている。

Q.「動物用医薬品」は普通の薬局で買えますか?
A.動物用医薬品には獣医師等の処方箋または指示書がなければ入手できない「要指示医薬品」とそれ以外の医薬品があります。伴侶動物の場合、作用が緩和で比較的安全な医薬品は医薬品医療機器等法で定められた販売業の許可を持っているドラッグストアやホームセンターなどの販売店で購入できますが、要指示医薬品は動物病院で獣医師に処方してもらいます。要指示医薬品以外であっても、販売店に置かれていない医薬品もあります。なお、一般に調剤薬局では動物用医薬品の調剤は行われておらず、調剤を必要とする場合は動物病院で調剤してもらうのが通例です。産業動物(家畜、家禽、水産養殖動物、みつばち、蚕など)用の医薬品も販売業の許可のある店舗で購入しますが、要指示医薬品の入手には獣医師等の処方箋または指示書が必要です。

通例ですが、例外もあり得る、のかも。

獣医師から動物に処方される薬は、人間に使われるのと同じ成分の薬が多いですが、動物には動物用医薬品という薬価もついていない、特殊な薬が使われます。
自由診療ということになるので、金額は自由に付けられます。

保険を使うわけではないので、保険請求上の処方せんという様式ではなく、指示書の様式になる。
↓日本獣医師会のホームページに「動物用医薬品指示書」の様式が載っている。
動物用医薬品の適正使用 | 産業動物臨床 | 公益社団法人 日本獣医師会

名前はペットの名前を書くのか、飼い主の名前を書くのか、疑問に思っていたが、飼い主の名前を書く欄があった。当然ですが。

獣医師の処方箋に書かれていた動物用医薬品は当然薬局には備蓄していませんが、「人間用で同じ成分の薬を渡して良いですか?」と疑義照会してOKなら人間用の薬を渡してもいいのかな。ダメだろうな。
とにかく獣医師から処方せんが発行されたら断りたい。

(調剤の求めに応ずる義務)
第二一条 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあつた場合には、正当な理由がなければ、これを拒んではならない。

断るのもダメなのかな。

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