2018年10月23日更新.3,351記事.5,706,842文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。
脂質異常症治療薬

この薬はコレステロールの腸管からの吸収を抑えたり、コレステロールの合成を抑えたり、排泄を促進することで、血液中のコレステロールや中性脂肪の量を下げる薬です。
脂質異常症の薬物療法に使われる薬には、大きく分けると「悪玉コレステロール値を下げる薬」と「中性脂肪値を下げる薬」があります。

・LDL-Cの管理では、第一選択薬としてスタチンを考慮する(スタチンによるLDL-C低下療法は、動脈硬化性疾患の発症抑制に有効とされている)
・スタチンとエゼチミブおよびPCSK9阻害薬との併用は、動脈硬化性疾患の発症抑制に有効とされている
・高TG血症あるいは低HDL-C血症を合併する脂質異常症患者において、スタチンとEPA製剤およびフィブラート系薬との併用は、動脈硬化性疾患の発症抑制に有効とされている
・空腹時TGが著明に上昇している症例(500mg/dL以上)では、急性膵炎のリスクも考慮し、脂質制限や禁酒などの食事指導とともにフィブラート系薬などの投与を考慮する
・低HDL-Cについては、LDL-C、non-HDL-C、TGの管理を行った上で、基本的には生活習慣の改善で対処する(HDL-Cのみが低い場合には、冠動脈疾患のリスクにはならないとする報告もある)