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ビタミンDの副作用で高マグネシウム血症?
公開. 更新. 投稿者:骨粗鬆症.この記事は約1分26秒で読めます.
5,195 ビュー. カテゴリ:ビタミンDとマグネシウムの吸収
ビタミンDといえば、カルシウムの吸収を助けるビタミンとして有名。
骨粗鬆症に使われる、ワンアルファ、エディロールなどは活性型ビタミンD3製剤です。
相互作用としてカルシウム製剤があり、高カルシウム血症を起こす恐れがあるとの記載がある。
しかし、ビタミンDの働きにはカルシウムだけでなく、マグネシウムの吸収も促進する働きがある。
そのため、マグネシウム製剤との併用は、高マグネシウム血症を引き起こす恐れがあり、併用注意となっている。
カルシウム2:1マグネシウム
カルシウムを効率よく吸収するにはマグネシウムが必要で「カルシウム:マグネシウム=2:1」の割合で摂るのが理想的という。
カルシウムとマグネシウムを同時に摂取すると吸収が高まる。
ということで、カマの相互作用に大量の牛乳というのがある。
カルシウムにして1000mg、牛乳だと1リットル以上の大量の摂取は控えるように、とのこと。
カルシウム不足というのはよく聞きますが、マグネシウム不足というのはあまり聞かない。
マグネシウムは海藻類に多く含まれており、海に囲まれた日本ではあまりマグネシウム不足ということが問題視されることはない。
しかし、近年は食生活の欧米化などもあり、マグネシウム不足も起こりうる。
活性型ビタミンD3製剤と高Ca血症
エディロールやアルファロールなどの活性型ビタミンD3製剤を服用している患者では、カルシウムが足りないということで安易にカルシウムのサプリメントを摂取していることも多いが、高カルシウム血症に注意が必要。
活性型ビタミンD3製剤は小腸や副甲状腺、腎臓のビタミンD受容体に結合し、小腸からのCa吸収や、腎臓でのCaの再吸収を促進させ、副甲状腺において副甲状腺ホルモンの合成・分泌を抑制することで、骨量を増加させる。
また、高齢で寝たきりになると骨形成が抑制され、骨吸収が促進されるたえm、高カルシウム血症のリスクが高まる。
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