記事
薬局に特定生物由来製品は置いてあるか?
公開. 更新. 投稿者:薬局業務/薬事関連法規.この記事は約1分6秒で読めます.
4,329 ビュー. カテゴリ:特定生物由来製品
薬局に備えるべき帳簿として、「特定生物由来製品の記録」というものがある。
なんだかよくわからないけど、うちの薬局には無いんだろう。と勝手に思い込みスルーしていました。
まず、「特定生物由来製品」よりも大きなくくりとして「生物由来製品」というものがある。
生物由来製品…主に動物に由来する原料又は材料を用いた製品
特定生物由来製品…主に人の血液や組織に由来する原料又は材料を用いた製品
生物由来製品の例としては、ワクチンや一部の遺伝子組換え製剤、動物成分抽出医薬品、医療用具としてはブタ心臓弁、ヘパリンコーティングカテーテルなどがあげられます。
特定生物由来製品の例としては、血液製剤や、人組織由来の医薬品などの感染症の発生リスクが高い製品があげられます。
具体的には、血液凝固因子、人血清アルブミン、人免疫グロブリン、輸血用血液のような血液製剤や、人胎盤抽出物などがあります。
やはりうちの薬局には関係なさそうだ。
在宅を行う薬局では、必要になることもあるのだろうか。
しかし、保健所の指導などで帳簿を置いておくことは指導されるので、中身がなくてもファイルは必要。
アメリカでは、薬剤師が予防接種を行っている州もあるみたいなので、今後日本の薬局でワクチンを置くような未来が来れば、特定生物由来製品の管理が必要になる。
正直、そんな未来は来てほしくは無いが。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。