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先生御侍史?
公開. 更新. 投稿者:薬局業務/薬事関連法規.この記事は約2分56秒で読めます.
8,386 ビュー. カテゴリ:敬称の使い方
社内でのメールのやり取りなどで、「様」や「殿」などの使い方に悩むことがある。
私のような流浪の薬剤師は、ビジネスマナーを学んできていないので苦労します。
返信用封筒などを送る際には、「行」となっているのを「御中」と書き換える。
個人宛の場合は御中に訂正するのではなく、「宛」を「様」に書き換える。
「様」と「殿」の使い分けには苦慮する。
役職があれば役職をつけます。
二重敬称はNG。役職自体が敬称なので、薬局長様や薬局長殿はダメ。
しかしこれは原則であって、社内メールでは「薬局長殿」という二重敬称はよく見かける。
また、電話などで「○○薬局長はいらっしゃいますか?」と聞かれ、「○○薬局長はただいま席を外しております」と答えてしまいがちですが、外部の者に対しては「○○はただいま席を外しております」と呼び捨てにしなければマナー違反。
医療関係でたまに見かける敬称に「御侍史(おんじし)」や「御机下(おんきか)」というものがある。
医師への手紙で「先生」の後に「御侍史」や「御机下」をつけ「○○先生御侍史(御机下)」とすることが多い。
敬称ではなく、脇付というものらしい。敬称だと二重敬称になってしまう。
脇付とは「手紙で、あて名の左下に書き添えて、敬意を表す語」のこと。
普段の生活で目にすることは少ないが、医師同士の親書や医療機関の発行する紹介状(診療情報提供書)では、宛名を○○先生御侍史、あるいは御机下とすることが慣例となっている。
脇付の多くは、名宛人に直接送付することを避け、秘書・侍従(侍史)や机(机下)などに手紙を送ることで謙譲の意を表現するものである。
医者の紹介状などの宛名では相手に対する敬意と患者をお願いするという意味で、慣例的に「御侍史」「御机下」と「御」をつけるが、これは「侍史=秘書」「机下=受取人が平生使用しているもの(例えば机)のもとへ」を高位なものとすることになり、本来の用法からすると誤った書き方。○○様の後に宛名より若干小さめの文字で「侍史」または「机下」とするのが正しい書き方。
脇付 – Wikipedia
「侍史」というのは、もともとは秘書やお付きの人のことであり、「身分の高い人に直接手紙を出すのは失礼なので、秘書やお付きの方にお渡しする」という意味です。
「机下」は、「直接、お渡しするのは恐れ多いので、机の下に置いておきます」という意味があるとされており、どちらも同じような意味合いで使われています。
古くは、目上の人に文書を送る際には脇付を添えるのが丁寧とされていましたが、現在では医療界以外ではほとんど使われなくなっています。
調剤薬局の薬剤師が使うことは少ないかも知れませんが、ビジネスマナーは覚えておきましょう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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