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ルコナック爪外用液とルリコン液の違いは?
公開. 更新. 投稿者:皮膚感染症/水虫/ヘルペス.この記事は約2分47秒で読めます.
6,792 ビュー. カテゴリ:ルコナック爪外用液
クレナフィン爪外用液に対抗して、佐藤製薬がルコナック爪外用液という製品を出してきました。
とはいっても、成分はルリコナゾールでルリコンと同じです。
ルリコン液とルコナック爪外用液の違いは何か?
まず値段、薬価。
まだルコナックの薬価がわかりませんが、ルリコン液の薬価が2016年1月現在54.90円/mLなのに対し、恐らくルコナックと同程度の薬価になるであろうクレナフィン爪外用液の薬価は1,657.50 円/gと桁違いの薬価です。
製品自体は、ルリコン液がルリコナゾール1%で、ルコナック爪外用液が5%なので、5倍の濃度に濃縮しただけじゃねーのかと思いますが、薬価の開きはそれ以上になりそう。
そういえばクレナフィン爪外用液は1本3.56g(4mL)という中途半端な用量で薬価上の単位もgで入力ミスしそうな単位でしたが、ルコナックはどうかとみてみたら、1本3.5g(4mL)とこちらも同じような感じ。
次に、適応症。
ルリコン液の適応症は、
下記の皮膚真菌症の治療
白癬:足白癬、体部白癬、股部白癬
カンジダ症:指間びらん症、間擦疹
癜風
なのに対し、ルコナック爪外用液は「爪白癬」のみ。
今までは爪白癬でもルリコン液使っていましたが、保険請求上、ルリコン液を爪白癬に使うことはますます厳しくなるという状況にはなる。
クレナフィンは結構液だれするから、ルコナックのデバイスの使用感が見てみたいところではある。
クレナフィン外用液とルコナック外用液の効果の違いは明らかではないが、クレナフィンが刷毛で塗布するのに対し、ルコナックは噴霧式であるといった塗布方法の違いがある。
製薬会社の情報によると、ルコナックは1回に1プッシュ(1押し)で約10mgの薬剤が押し出される設計である。
インタビューフォームには「ワンプッシュで爪全体に薬液が広がる」とあるが、仮に1つの爪に同薬を塗布するのに2、3回(平均2.5回)プッシュしたとしても、1日1回両足全ての指の爪に同薬を塗布するのに必要な量は25プッシュ分、つまり250mgである。
内容量の3.5g(4mL)を使い切るまでに、少なくとも14日間は使用できると考えられる。
ルコナックは、使用前にその都度本体の空気を抜いてから使うのがコツです。
容器を立てて置き、先端を指で数回押す。この手順を省くと、薬液が一度にたくさん出てしまうので、初回交付時に必ず患者に説明する。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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