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リマチルを飲むと爪が黄色くなる?
公開. 更新. 投稿者:免疫/リウマチ.この記事は約1分6秒で読めます.
3,196 ビュー. カテゴリ:リマチルと黄色爪症候群
リマチルの副作用にある黄色爪症候群ってなに?
リマチルの副作用に「黄色爪症候群」というのがある。
副作用「黄色爪症候群」で検索すると、ヒュミラ皮下注にも記載されていた。
ペニシラミン(メタルカプターゼ)でも黄色爪症候群になることがあるらしいが、添付文書には「爪の異常」とだけ書かれている。
爪が黄色くなりそうな薬といえば、ミノマイシン。
爪や歯の色素沈着がある。
抗癌剤で爪が黒くなることもある。
しかし、黄色爪症候群とは、ただの爪の色素沈着ではない。
症候群なのである。
黄色爪、体のむくみ(リンパ浮腫)と肺症状の3つを特徴とする全身疾患なのだそうだ。
抗リウマチ薬で爪が黄色くなる?
黄色爪症候群という、爪が黄色くなる病気があります。
主に成長が遅い黄色爪、体のむくみ、肺疾患の3つの特徴を有している症候群となります。
大半は中年以降の方に多くみられます。
ほとんど全ての爪が黄色く肥厚して、爪が伸びる速度が顕著に遅くなります。
この黄色爪症候群が、ペニシラミンやブシラミンなどの抗リウマチ薬で起こることが報告されています。
発症機序の詳細は不明ですが、ペニシラミンやブシラミンは爪を構成しているケラチンの前駆物質であるシスチンと構造が似ているため、ケラチン生成の段階で何らかの影響を与えているのではないかと考えられています。
処方例
リマチル錠100mg 3錠
1日3回毎食後 30日分
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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