記事
ネオーラルはハイリスク薬?
公開. 更新. 投稿者:免疫/リウマチ.この記事は約1分23秒で読めます.
7,924 ビュー. カテゴリ:ネオーラルはハイリスク薬
いまだにハイリスク薬の解釈がわかっていない部分もあり、算定の可否について毎回悩む。
(問6) 特定薬剤管理指導加算の対象となる「免疫抑制剤」の範囲については、以下の考え方でよいか。
1. 薬効分類245「副腎ホルモン剤」に属する副腎皮質ステロイドの内服薬、注射薬及び外用薬は含まれるが、副腎皮質ステロイドの外用薬のうち、その他の薬効分類(131「眼科用剤」、132「耳鼻科用剤」、225「気管支拡張剤」、264「鎮痛、鎮痒、収斂、消炎剤」等)に属するものについては含まれない。
2. 関節リウマチの治療に用いられる薬剤のうち、メトトレキサート、ミゾリビン、レフルノミド、インフリキシマブ(遺伝子組換え)、エタネルセプト(遺伝子組換え)、アダリムマブ(遺伝子組換え)及びトシリズマブ(遺伝子組換え)は含まれるが、金チオリンゴ酸ナトリウム、オーラノフィン、D-ペニシラミン、サラゾスルファピリジン、ブシラミン、ロベンザリット二ナトリウム及びアクタリットは含まれない。
3. 移植における拒絶反応の抑制等に用いられるバシリキシマブ(遺伝子組換え)、ムロモナブ-CD3、アザチオプリン、エベロリムス、塩酸グスペリムス、タクロリムス水和物、シクロスポリン及びミコフェノール酸モフェチルは含まれる。
(答) いずれもそのとおり。
ネオーラルをアトピーや乾癬で使った場合では、特定薬剤管理指導加算は算定できない、という解釈で良いんだろうか。
移植における拒絶反応の抑制、を目的に免疫抑制剤が処方されているケースというのに遭遇したことが無いです。
ネオーラルの処方目的として多いのは、リウマチとかアトピーとか乾癬とかネフローゼ症候群、と感じていますが。
ネオーラルに関節リウマチの適応は無いし、アトピーとか乾癬じゃハイリスク薬算定できないとなると、ネオーラルでハイリスク薬算定するのは避けたほうがいいのかな、と思われ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。