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膵炎になったら一生禁酒?
公開. 更新. 投稿者:肝炎/膵炎/胆道疾患.この記事は約3分48秒で読めます.
8,049 ビュー. カテゴリ:膵炎の原因はアルコール?
慢性膵炎には、原因不明の特発性慢性膵炎も20~30%程度含まれるが、過半数は大最の飲酒が原因のアルコール性慢性膵炎である。
個人差は大きいと考えられるが、「1日に日本酒3合を毎日飲んで10年間」が膵炎を引き起こす飲酒量の目安と言われている。
発症は40~50歳代が中心で、男性に多い。
日本人のアルコール摂取量が増え、膵炎患者が増加しているという調査結果もある。
慢性臓炎の治療においては、膵臓からの消化酵素の分泌を抑制し、膵機能障害の進行を遅らせることが主眼となる。
治療の基本は、まず食事療法と生活指導である。
特にアルコールや脂肪は、膵液分泌を亢進させる作用が強いため、その摂取量については、十分な指導が必要となる。
アルコールからは完全に離脱させ、脂肪の1日摂取量も30~40g以下に制限される。
また、コーヒー、香辛料、炭酸飲料などの嗜好品も、胃を刺激して膵液分泌を亢進させる働きがあるため、摂取を控えるように指導が行われる。
膵炎の原因は胆石?
急性膵炎の原因として多いのは、お酒の飲み過ぎと胆石。
特に、男性の場合はアルコールが原因の第1位です。
適量以上のお酒を毎日のように、そして長年にわたって飲み続けた人に起こりやすいとされています。また、普段あまりお酒を飲まない人が、急に大量のお酒を飲んだときに起こることもあります。
一方、女性の場合、胆石が原因の急性膵炎が多いのが特徴です。
胆石は、胆のうにたまっている胆汁が石のように固まったもの。それが胆のうから、胆汁と一緒に総胆管を下りてきて十二指腸の乳頭部に詰まると、膵液がスムーズに流れなくなり、急性膵炎を引き起こします。それに拍車をかけるのが、脂肪分の多い食事。
胆汁は、十二指腸で膵液と混じって、膵液に含まれる消化酵素を活発にする働きをします。
脂っこい食事をとると、脂肪を消化するために大量の胆汁が分泌され、胆石が落ちて詰まりやすくなります。膵液も脂肪消化のため大量に分泌されるので、重症の急性膵炎を引き起こしやすくなるのです。
ビールを飲みながら焼き肉を食べるというのが大好きなあなた。
急性膵炎に気をつけましょう。
月に1回程度なら飲んでも良い?
慢性膵炎では酒を飲んではいけませんか?
酒は楽しむもので、病気を作るものではありません。
毎日腹痛が有るような患者さんは、「絶対禁酒」ですが、現在腹痛は全くなく、超音波検査でも膵臓に大きな異常がなければ、時には「酒を楽しむ」ことも可能です。
問題は「楽しむ」ことを忘れて、しばしば「過量」になったり、飲酒が「毎日」になってしまうことです。
「楽しむ」ことを守れない人は最初から「禁酒」すべきです。
月1回程度、乾杯のビール1杯程度は問題ありません。
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月に1回程度なら良いと。
だったら飲まないほうが良いな。
膵臓の機能
膵臓には、アミラーゼやトリプシンなどの消化酵素を産生して十二指腸に分泌する「外分泌機能」と、血糖値を調節するインスリンやグルカゴンを産生して血液中に分泌する「内分泌機能」がある。
膵炎で下痢?
慢性膵炎は、病期によって異なる症状を呈するのが特徴である。
初期は膵機能が比較的保たれ、間欠的な腹痛発作を繰り返す(代償期)が、進行すると膵細胞が破壊され疼痛は軽減する(移行期)。
さらに進行すると、外分泌機能低下による消化吸収障害や、内分泌機能低下による耐糖能異常が出現する(非代償期)。
膵外分泌機能不全(EPI)は、この非代償期の慢性膵炎のほか、膵嚢胞線維症、膵切除後、膵癌による胃切除後、糖尿病などでも見られる病態である。
脂肪便や下痢、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の欠乏症などが生じ、最終的に栄養障害や体重減少を来す。
参考書籍:日経DI2012.2
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1 件のコメント
急性膵炎になって入院して、退院して1年半が経ちました。
量は減りましたがまた飲み始めてしまいました…(-_-;)
また、膵炎になってしまいますか?