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腫瘍熱の原因は?
公開. 更新. 投稿者:癌/抗癌剤.この記事は約1分38秒で読めます.
7,071 ビュー. カテゴリ:腫瘍熱
がん患者の多くに発熱が認められます。
原因として多いのが、感染症に次いで「腫瘍熱」であり、がん患者の発熱の10~60%を占めていると考えられています。
腫瘍熱とは、明らかな原因が不明な癌患者の発熱のことです。
腫瘍そのものから発熱物質の放出に加えて、腫瘍の壊死に伴って好中球、マクロファージが産生するサイトカインによる生体内反応に起因すると考えられています。
腫瘍熱は白血球、悪性リンパ腫などの造血器腫瘍だけでなく、固形癌でも認められます。
腫瘍熱の発現は、腫瘍の急速な増大の兆候を示しているとも考えられています。
腫瘍の増大を抑制できれば、腫瘍熱は改善します。
しかし、腫瘍が十分にコントロールできない場合や、終末期に積極的な腫瘍の治療を行わない場合などには、発熱に対する対症療法が必要になります。
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