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尿素で眠くなる?
公開. 更新. 投稿者:睡眠障害.この記事は約2分49秒で読めます.
4,557 ビュー. カテゴリ:尿素で眠くなる?
尿素で眠くなるのはなぜ?
医療用の痛み止めで眠くなるということはほとんどありません。
しかし、市販薬には「眠くなる痛み止め」というのが存在します。
ナロンエースなどにはブロモバレリル尿素という催眠鎮静成分が含まれています。
過剰摂取による臭素中毒に注意が必要。
アリルイソプロピルアセチル尿素やブロモバレリル尿素などの催眠鎮静成分は、頭痛や生理痛に伴うイライラや緊張感、不安感を鎮める作用があるという。
これらの尿素成分が入ってない痛み止めが「眠くならない痛み止め」としてCMされていることもある。
市販の痛み止めには、尿素とともにカフェインも入っていることがある。矛盾した感じがしますが。
ブロムワレリル尿素は、体内で遊離した臭素(Br-)が大脳皮質を抑制するとともに、脳幹網様体上行性賦活系も抑制して、穏やかな催眠作用をもたらす。
20~30分と比較的短い時間で作用し、効果は3~4時間程度持続する。
アリルイソプロピルアセチル尿素は、緊張や興奮、イライラ感を抑える鎮静成分。
痛みの感覚を抑えたり、痛みに伴う不安や不快感などを和らげる。
睡眠改善薬だけではなく、解熱鎮痛薬にも配合されている。
ブロムワレリル尿素は濫用される?
濫用される恐れのある医薬品成分として、コデイン、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデインセキサノール、メチルエフェドリン、ブロムワレリル尿素、エフェドリン、プソイドエフェドリンが成分として指定され、販売数量の制限などの規制がある。
麻薬、覚せい剤の原料となる成分が主ですが、ブロムワレリル尿素は1つだけ異質な気もする。
睡眠薬系の依存性のある薬。
ベンゾジアゼピン系が主流の昨今、ブロムワレリル尿素なんて弱い薬じゃないのかと軽視するが。
自殺目的などで大量服用し急性中毒を引き起こす場合があるが、致死性は低い。
しかし「カルモチン」で自殺を完遂した、及び同所見が見られた実例(芥川龍之介、金子みすゞ、勝精と勝の知人女性など)もある。一方太宰治は生涯心中を含めカルモチンによる自殺を幾度と無く図るも何れも未遂に終わり、つげ義春は1962年に「ブロバリン」を用いて自殺を図ったが、知人に見つかり未遂に終わっている。
ブロムワレリル尿素 – Wikipedia
注意は必要。
ナロンエース1錠中のブロムワレリル尿素は100mg。
経口成人致死量は20~30gといわれているらしいので、200~300錠くらいか。
しかし致死性は低く、未遂に終わるケースが多い。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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