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ドライアイの原因はシェーグレン症候群?
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約3分1秒で読めます.
3,364 ビュー. カテゴリ:シェーグレン症候群とは?
目が乾く原因は?
シェーグレン症候群とは、自己免疫疾患の一種であり、涙腺の涙分泌を障害、唾液腺の唾液分泌などを障害する病気です。
40~60歳の中年女性に好発します。
あまり耳慣れない病気ですが、乾き目、目がゴロゴロする、などの症状でドライアイかと思っていたらシェーグレン症候群、という患者さんもいらっしゃるので注意です。
シェーグレン症候群の診断基準
厚生省の診断基準
(1)口唇小唾液腺の生検組織でリンパ球浸潤がある
(2)唾液分泌量の低下がガムテスト、サクソンテスト、唾液腺造影、シンチグラフィーなどで証明される
(3)涙の分泌低下がシャーマーテスト、ローズベンガル試験、蛍光色素試験などで証明される
(4)抗SS‐A抗体か抗SS‐B抗体が陽性である
ドライアイの原因はβブロッカー点眼液?
ドライアイのリスクファクターの1つとして、βブロッカー点眼液が挙げられています。
緑内障治療薬であるβブロッカー点眼薬は、長期使用すると涙液が減少したり、角膜障害を引き起こすことがあります。
これはβブロッカー点眼薬が涙液安定性の指標であるBUTを短縮させるとの報告からも示唆されます。
BUT
BUT:涙液層破壊時間
まばたきをしてから目を開けたままにして角結膜全体にはった膜(涙液層)に破れが生じるまでの時間
アイメイクでドライアイ?
最近、ドライアイと診断される女性が増加しています。
これはコンタクトレンズ装用者の増加が一因と考えられますが、アイメイクがドライアイを引き起こしているケースもみられます。
涙の油分を分泌するマイボーム腺の開口部が、アイラインやマスカラによってふさがれてしまった状態が続くと、涙が蒸発しやすくなるためです。
アイメイクと眼感染症
若い女性の涙目、ドライアイ、目ヤニなどの所見を見かけたら、それはアイメイクによるものかも知れない。
アイライナーやアイシャドウ、マスカラなどの化粧品。
マイポーム腺を塞いでしまうこともあるらしい。
アイライナーやアイシャドウ、マスカラなどを目の際までつけていると、不潔になりマイボーム腺の機能が侵される原因になります。
はしだ眼科クリニック
時々、患者様でアイライナーを睫毛の生え際より内側、すなわちまさにマイボーム腺の開口部をきっちりふさぐように描いている方がいますが、顕微鏡で診察していると、ぞっとします。
また、最近流行の、まつ毛パーマやエクステンションの施術後に、結膜炎などのトラブルを起こして受診される患者様が増えています。恐らくパーマ液や接着剤が原因と思われますが、これらの液がマイボーム腺を知らない間に傷つけている可能性が非常に高いです。
すぐには症状が出ないとしても、これを繰り返すうちに、だんだんと機能が侵され数年後、あるいは数十年後にはひどいドライアイになったり、結膜炎、眼瞼炎(まぶたの炎症)など不快な症状を引き起こすかもしれません。
そのほか、コンタクトを長時間つけていたり、期限が過ぎている使い捨てコンタクトを使い続けていたり、手入れがきちんとできていないなどが原因でマイボーム腺が炎症を起こす場合もあります。
男なのでよく知りませんが、化粧品って長年使っている女子が多いらしい。
化粧品の使用期限の目安は、
アイシャドウ 1年
口紅 1年6カ月
リキッドファンデーション 6カ月
アイライナー 1年
マスカラ 4カ月
コンシーラー 8カ月
チーク 2年
フェイスパウダー 2年
しかし、これ以上の期間使う女性は多い。
そんなアイライナー、アイシャドウを眼のふち眼球ギリギリのところに接触させるリスクは言うまでもない。
この4項目の中で2項目以上が陽性であればシェーグレン症候群。
ドライアイ
涙液層の量的・質的異常に起因する角結膜上皮障害の総称。
ムチンの産生を増加させるジクアスやムコスタが多数例で使用されている。
人工涙液による補充としてヒアレイン、ソフトサンティア(OTC)なども頻用される。防腐剤無添加の薬物を用いるのが望ましい。また抗菌薬で感染を予防することもある。点眼で治療効果が十分でない場合は涙点プラグが適応となる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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