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サラゾピリンとアザルフィジンの違いは?
公開. 更新. 投稿者:下痢/潰瘍性大腸炎.この記事は約1分11秒で読めます.
6,466 ビュー. カテゴリ:サラゾピリンを関節リウマチに使う?
サラゾピリンとアザルフィジンENという薬があります。
どっちも同じ成分でサラゾスルファピリジンという薬です。
同じ成分で名前が違う薬というのは、アムロジンとノルバスクなど、たくさんありますが、それとはまた違います。
サラゾピリンの適応症は主に潰瘍性大腸炎ですが、アザルフィジンENの適応症は関節リウマチです。
同じ成分なのに使える病気が違う、しかもアザルフィジンはサラゾピリンの約3倍も高価です。
不思議ですね。
サラゾピリン錠500㎎の用法は、
「通常1日4~8錠(2~4g)を4~6回に分服する。」
アザルフィジンENの用法は、
「通常、サラゾスルファピリジンとして成人1日投与量1gを朝食及び夕食後の2回に分割経口投与する。」
潰瘍性大腸炎には大量に投与されますね。
アザルフィジンENは消化器への副作用軽減を目的として腸溶錠化されているらしい。
副作用が少ないんだったら、潰瘍性大腸炎にもアザルフィジンENが使えたらいいじゃないか、と思いますが、そこはなかなか医療費がらみの問題がありそう。
しかし、一般名処方が普及してきた昨今、処方間違いの元凶となるような商品は厄介。
サラゾピリンの一般名は、【般】サラゾスルファピリジン錠500 mg
アザルフィジンENの一般名は、【般】サラゾスルファピリジン腸溶錠5 00mg
となる。いかにもインシデント起こしそう。
消化器科ならサラゾピリン、整形外科ならアザルフィジンENと覚えておきましょう。
同一成分で効能効果が異なる薬
成分名 | 商品名(先に発売) | 効能 | 商品名(後に発売) | 効能 |
---|---|---|---|---|
サラゾスルファピリジン | サラゾピリン錠 | 潰瘍性大腸炎 | アザルフィジンEN錠 | 関節リウマチ |
メトトレキサート | メソトレキセート錠 | 悪性腫瘍 | リウマトレックスカプセル | 関節リウマチなど |
ラミブジン | エビビル錠 | HIV | ゼフィックス錠 | B型肝炎 |
ラモセトロン | ナゼアOD錠 | 悪心・嘔吐 | イリボー錠 | 下痢型過敏性腸症候群 |
ゾニサミド | エクセグラン錠 | てんかん発作 | トレリーフ錠 | パーキンソン病 |
テノホビル ジソプロキシルフマル酸 | ビリアード錠 | HIV | テノゼット | B型肝炎 |
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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