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薬局におけるSDGsの取り組み
公開. 更新. 投稿者:薬局業務/薬事関連法規.この記事は約2分15秒で読めます.
833 ビュー. カテゴリ:SDGs
世の中は猫も杓子もSDGs。
就職活動でも重視されており学生から「貴社のSDGsへの取り組みは?」と聞かれたり、小学生向けの職業講話でも「薬局のSDGsへの取り組みはありますか?」と聞かれたりといったシーンが思い浮かびます。
聞かれても困る。
薬局とSDGsって関係あんの?ところで、SDGsって何?
というわけで、薬局でできそうなSDGsに関する取り組みを考えてみたいと思う。
SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)のこと。2030年までの目標らしい。
「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」ということ。
この中で薬局に最も関係の深そうな目標は、「すべての人に健康と福祉を」である。
このマインドは普段の薬局業務の中で、常に思っていることだろう。常にではないか。
在宅医療への取り組みで会ったり、かかりつけ薬剤師の算定要件でもある地域活動への取り組み、地域健康フェアの開催などにより貢献できるだろう。
ジェネリック医薬品の推進も、安価な薬を勧めることで経済的に苦しい人々にも医療を届けるという意味でSDGsといえよう。
学校薬剤師をされている方などは、教育関係にも携わりやすいかな。「質の高い教育をみんなに」。
小中学生向けに職業講話を依頼されることもあるだろう。薬物乱用防止教室を開催するのも良い。
レジ袋有料化は全国的な義務なので、薬局独自の取り組みではないが、環境問題への取り組みとして社会貢献の一つになるだろう。環境に配慮する目標としては、「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」というのがある。
PTPシートのリサイクルへの取り組みも、各地で始まっているようなので、SDGsに積極的な企業アピールとして使えるかもしれない。
節電はどこの薬局でもできます。「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」。
でも最近、夏場はかなり気温が上がるので、連休前はエアコン点けっぱなしで帰ったりして電気代もばかになりませんが。
クールビズ、蛍光灯をLED照明に替えるなど、できる取り組みを行いましょう。
職場環境として、女性が働きやすい職場というのも重要。「ジェンダー平等を実現しよう」。
薬剤師は女性が多いので、比較的女性が活躍している職場ではあるが、産休・育休など、男性でも取りやすい職場にしていくことが重要であろう。
あとは、あらゆる企業にあてはまるだろうけど、「働きがい」が重要。でも「経済成長」も重要。「働きがいも経済成長も」。
会社側からしたら「売上アップ」が重要。社員側からしたら「そんな仕事したくありません」という衝突はあちこちで発生。
ここまで自分で調べて考えてきましたが、クオールの「SDGsへの取り組み」がまとまっていてよいと思った。
SDGsへの取り組み|サステナビリティ|クオールホールディングス (qolhd.co.jp)
比較的薬局という業態はSDGsに貢献しているのかな、とも思う。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。