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ベザトールとエパデールは同じ作用機序?
公開. 更新. 投稿者:脂質異常症.この記事は約1分23秒で読めます.
3,027 ビュー. カテゴリ:リポ蛋白リパーゼ活性薬
リポ蛋白リパーゼって何?
レセコンの監査システムで、エパデールとベザトールが同効薬の重複投与としてチェックされていた。
薬効分類は「リポ蛋白リパーゼ活性薬」。
ベザトール(ベザフィブラート)は、フィブラート系薬。
エパデール(イコサペント酸エチル)は、EPA製剤である。
という、薬効分類しかわからず、作用機序についてあまり理解していない。
ベザフィブラートの明確な作用機序は不明であるが、核内受容体であるPPARα(peroxisome proliferator-activated receptor α)を活性化し、リポたん白質リパーゼ発現量を増加させて血漿トリグリセリド値を低下させると言われている。
エパデールの作用機序には、以下のような記載もある。
トリグリセリドの腸管からの吸収抑制や肝での生合成活性抑制及び肝からの分泌抑制、更には、血漿リポ蛋白リパーゼ(LPL)活性亢進などの作用を示す。
確かに、フィブラートもEPAも、リポ蛋白リパーゼ活性薬なのだろう。
リポ蛋白リパーゼ(LPL)は、カイロミクロン(CM)や超低比重リポ蛋白(VLDL)中のトリグリセリド(TG)をグリセロールと脂肪酸に加水分解する酵素である。
トリグリセリド(中性脂肪)が高い方には、リポ蛋白リパーゼ活性薬が効果的だろう。
そういう意味では、高トリグリセリド血症のみに適応をもつ、MDSコーワ錠(デキストラン硫酸エステルナトリウム)が最も「リポ蛋白リパーゼ活性薬」っぽい。
作用機序も、「血清LPL(リポ蛋白リパーゼ)及びHTGL(肝性トリグリセリドリパーゼ)を活性化する。」となっている。
リポ蛋白リパーゼを活性化させるには、運動するのも効果的である。
しかし、運動を全くしていないおデブちゃんな私が、「運動しましょうね」と言っても全く説得力が無いのである。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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