2022年9月10日更新.2,690記事.7,030,317文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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イソバイドシロップの瓶と分包品の薬価は違う?

イソバイドの薬価

イソバイドシロップには、500mLの瓶と、20mL/包、23mL/包、30mL/包という分包品がある。

23mL/包って微妙。

イソバイドシロップの用法は、〈メニエール病〉の場合、「通常成人1日量90~120mLを毎食後3回」なので、30mL×3包=90mLか、20mL×6包=120mLで処方されるのが妥当なところか。
23×3包だと69mLで約70mL、23×6包だと138mLなので約140mLになる。〈脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下、腎・尿管結石時の利尿、緑内障の眼圧降下〉の場合の用法が、「常成人1日量70~140mLを2~3回」なので、こっちのほうで使いやすいかも.

いずれにせよ、20mLの分包品があるのに、23mLの分包品を作るのは微妙なところ。

しかも分包品それぞれに薬価が設定されており、

イソバイドシロップ 70% 3.5円/mL
イソバイドシロップ 70%分包20mL 3.705円/mL(20mL=74.1円)
イソバイドシロップ 70%分包23mL 3.508…円/mL(23mL=80.7円)
イソバイドシロップ 70%分包30mL 3.53円/mL(30mL=105.9円)

と、個別に単価が異なっている。(2022年4月時点)

例えば、「イソバイドシロップ 70% 90mL 毎食後」という処方がきたら、瓶で良いのか、分包品使うのか、イチイチ疑義照会する必要性が出てくるのだろうか。

「イソバイドシロップ 70%分包30mL 4包 朝夕食後」という処方がきたら、イソバイドシロップ 70%分包20mLを6包で調剤してはいけないというわけだ。瓶で調剤してもダメ。

分包品のほうが飲みやすいし、調剤もしやすいので、分包品があるのはよいが、互換性がないと、不動在庫ばかりが増える。そこがメーカーの狙いなのかも知れないが。

10mLの分包品だけ作れば良かっただろうに。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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