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皮膚がんにモーズ軟膏が効く?
公開. 更新. 投稿者:皮膚外用薬/皮膚病.この記事は約1分4秒で読めます.
7,501 ビュー. カテゴリ:モーズ・ペースト
皮膚がんについて勉強していたら、「モーズ軟膏」というワードに行きついたので勉強する。
モーズ軟膏とは、皮膚悪性腫瘍や乳癌の皮膚病変などの治療に用いられる院内製剤。モーズ・ペーストとも呼ばれる。
組成は以下の通り、
塩化亜鉛; 50g
精製水; 25mL
亜鉛華デンプン; 25g
グリセリン; 20mL
とてもシンプルに見えるが、酸化亜鉛ではなく、塩化亜鉛。
モーズ軟膏の効果は主に塩化亜鉛によるものである。亜鉛イオンは水溶液中で蛋白質を沈殿させ、組織の収斂や腐食を起こす。また細菌に対しては殺菌作用を示す。殺菌作用により、メトロニダゾール軟膏同様に、悪臭を伴う感染病巣にも効果を示すという。
使用に際しては腫瘍周囲の健常組織の保護が必要である。
白色ワセリンや市販のマニキュアを使用した健常組織への塗布や、ガーゼやラップ、フィルムドレッシング材を用いた健常組織の保護などの工夫が行われている。
処置施行者は軟膏が付着しないように手袋を装着する。
軟膏を塗布した部位の刺激感や痛みが出現した場合には、局所麻酔剤のリドカイン塩酸塩の塗布によるコントロールや鎮痛剤の投与が行われている。
軟膏の粘度、塗布の厚さや塗布時間、使用回数・間隔など、塗布部位や腫瘍の大きさ、滲出液の量など患部の状態にあわせた処置が必要となる。
患者に渡して、自分で塗ってもらうというのは難しい薬のようだ。
調剤薬局で目にすることは無いだろう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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